信号は何色だったのか?


自動車を運転しているとき、進路にある信号が青ならそのまま進んでいきます。
そうすると進路の交差する道路の信号は赤ですよね。

では、交差する道路の信号色が赤なら、進路にある信号は何色?
「当然、青だろう」という答えが聞こえてきそうですが・・・・・・。
本当にそうでしょうか?

信号機のある十字路交差点での出合い頭衝突事故が起こりました。
当事者の50代運転手は青信号で交差点に入り、相手の30代運転手側の信号の色は赤だったと主張。
一方、30代運転手は黄信号で進み、相手の50代運転手側の信号は赤だったと主張しました。




一体どちらの主張が正しいのでしょうか。

事故現場で2人の目撃者に会いました。
1人目の目撃者は50代運転手に後続していた車の運転手でした。
「目の前の信号が赤なのに止まらず、交差点で衝突でしょ。『危ない運転するなあ』と思ったよ」

前を走っている運転手は“信号は青”と言っていましたが?と聞くと、
「ドラレコの画像を見てよ。ほら目の前の信号、赤でしょ」

確かに目撃者が見せてくれた画像では、50代運転手の進路の信号は赤でした。


もう一人の目撃者にも会いました。
30代運転手の進路側にある歩道で信号待ちをしていた歩行者の女性です。
「結構速いスピードで走っていましたよ。黄色から赤に信号がかわったのに止まらないで進むんだもの」

目撃者の話から、当事者双方の信号色は赤だったということがわかりました。
つまり、この交差点では全方向の信号が赤になったのです。
でも、全方向の信号が赤になるとはどういうことなのでしょうか?


信号機には全方向の色が赤になる時間が設定されています。これを「全赤」といいます。この「全赤」は一方の方向の信号が変わった後に交差点内に進入した車を交差点外へ出し、他方向から進んできた車と交差点内で事故にならないよう設定されていると言われています。

それにしても、50代運転手はなぜ「青」と言ったのでしょうか?
考えられるのは相手側の信号が赤だったのを見て、自分側の信号を青と思い込んでしまったのではないかと思われます。当事者の信号色主張の食い違いがある場合では、思い込みで主張するケースがよくあります。


さて冒頭の「交差する道路の信号色が赤なら、進路にある信号は何色?」の答えは、



「赤」のときもある


です。

ガルエージェンシー吉祥寺  代表・師 靖人
東京生まれの東京育ち。23区内から都下の隅々まで熟知し、土地勘がものを言う尾行には絶対の自信を持つ。浮気調査は特に依頼者から絶大な信頼を得ており、リピーターや弁護士からの紹介案件も多い。15年以上ノークレームの探偵。



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