脱衣所で盗撮
銭湯で盗撮した動画が大量に出回っているとの情報が、当サイトに寄せられた。問題の動画は、Ｔｗｉｔｔｅｒにて匿名の人物が公開していた。当該のアカウントは今春に作成されており、最初のツイートには、以前のアカウントが凍結されたと書かれていた。つまり、それよりも前から同様の行為を繰り返していたということだ。
銭湯の男湯の脱衣所で全裸の男性たちを盗撮した動画が、ツイートの大半に含まれていた。動画があるツイートに対しては多くのリツイートがなされており、膨大な数の「いいね」がついているものも少なからずあった。これらの動画及びツイート内容に関しては、盗撮愛好家や同性愛者が集まる掲示板等でも話題になっていた。
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動画の販売が発覚
動画を公開した人物は、ダイレクトメール機能を利用して、動画の販売を希望する人々とやりとりをしていた様子だ。「動画販売します。興味ある方はＤＭ下さい」という告知もあったことが確認されている。この告知があるツイートは短時間で消えたが、本件を当サイトに知らせてくれた人物が発見し、それをキャプチャーした画像を保存していた。
画像（左）：短時間で消えたツイート。ツイート内の画像の右下に動画販売の告知がある。
画像（右）：上記の告知に使われているものと同じ画像。当該のアカウントの開設時のツイートに、同じ画像があった。そのことから、これは以前のアカウントでのツイートの一部をキャプチャーした画像であることが分かる。
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さらに、問題のアカウントにて公開されていた動画の一部が、盗撮愛好家や同性愛者の人々を主な対象としたサイトで販売されていたことも判明した。ここで販売している人物が、Ｔｗｉｔｔｅｒに動画を公開した人物と同一であるかは定かではない。別人であるとすれば、Ｔｗｉｔｔｅｒの動画を保存して転売した可能性もありそうだ。
撮影場所を特定
一連の盗撮内容については、ある銭湯が撮影場所ではないかという噂が一部で飛び交っているとの情報も寄せられた。その銭湯を利用した人々が現地で撮影した画像は、各種のブログをはじめとしてネット上に多く存在している。当サイトでは、情報提供者の協力も得て、それらの画像と動画を比較することで検証を試みた。
その結果、撮影場所の特定に成功した。第一に、動画の一部に映っている暖簾のデザインや文字が、ある銭湯の男湯の入口にかけられているものと一致した。第二に、脱衣所に設置されている掲示物が、その銭湯のものと同様であると思われる。第三に、脱衣所の掲示物の一部に、当該の銭湯の名称が書かれていることを確認できた。
画像（左）：暖簾のモザイクをかけた部分に書かれている文字を検証した。
画像（中央）：脱衣所に設置されている掲示物。
画像（右）：脱衣所の掲示物。銭湯の名称が書かれている。文字を読みとれるように、当サイトにて画像を処理した。
現状と今後
当サイトでは、盗撮が行われたとされる銭湯に連絡を取った。本件については、その時点までに全く把握していなかったという。そこで、発覚に至る経緯、これまでに指摘されている問題点などを説明した。その上で、盗撮された内容の閲覧方法や現状を伝えた。これらの情報に基づいて、詳細を確認し対応を検討するという。
なお、Ｔｗｉｔｔｅｒの問題のアカウントは、本記事掲載時点では凍結されている。ツイート内容に違法性があると疑われたため、運営側が不適切な内容と判断した模様だ。銭湯での盗撮行為は後を絶たないが、以前に調査した案件は警察が動く事態となった。再発防止に向けて、本件に関しても同様に厳格な対応がなされることを期待したい。
※モザイク加工は当サイトによるもの
高橋 