秋葉原の「謎袋」で有名な雑貨店「三月兎」、倒産の背景にヤバい裏事情


今年1月に閉店となった、秋葉原の雑貨店「三月兎」。名物の「謎袋」(「謎福袋」とも呼ばれる)の販売が毎回ネット上でも話題になるなど、多くの人々に知られた店だった。このたびの閉店は経営元の企業の倒産によるものだったが、その背景には様々な裏事情があったことが、当サイトの取材で判明した。

 

 

 

三月兎は元々、「海亀有限会社」として始まった。かつてマジコンを大量に販売して、任天堂から警告が来た。その時に、逃げ道として「株式会社トランプ」を立ち上げた。「海亀」は三月兎を経営、「トランプ」は飲食店を経営となっているが、所在地も登記上の代表者も同じだ。「三月兎は中国資本」という噂が一部に出回っているが、事実ではない。

 

 

 

代表取締役の男性(以下、「A氏」と記載)は、自己破産して消息不明になっている。倒産直前の時期には、会社の倉庫に住んでいた。現在は、元関係者らも連絡がつかない状態だ。三月兎は、A氏と取締役の男性(以下、「B氏」と記載)によって設立された。NHKでウミガメの産卵を特集しているのを偶然見て、「海亀」という企業名を思いついたという。

 

 

倒産の引き金になったと言われているのは、同人ゲームの販売を始めたことだった。同人ゲームを扱うことには社内の大半が反対したが、B氏の鶴の一声で決まったという。当サイトの取材に応じた人物は言う、「大作や専売ソフトが出ても、月の売上は多くて50万円程度でした。利益は10万円あるかないかです」。

系列店の店長を務めていた男性(以下、「C氏」と記載)の行動も、倒産に拍車をかけた。C氏は様々な問題行動を繰り返したが、以前からの友人であるB氏が毎回かばい、不問にされていたという。一例が、取引先との関係だ。懇意にしている相手とは毎月やりとりをしていたが、多くの取引先ときちんと連絡をとっていなかったそうだ。

C氏による在庫の管理にも、疑わしい点があったという。前出の人物曰く、「例えば、実際は100程度しかないのに書類やPOS上では300など、大幅にずらした処理がなされていました」。そもそも、在庫管理が適正に行われているか、チェックするための仕組みが社内に整っていなかったことも、大きな問題だった。

企業全体として、金銭の管理も杜撰だったという。そして、そのような管理体制が災いして、経営が傾いていった。例えば、ある店で必要な備品を買う場合、購入品の明細を添付して精算処理を行う。ところが、C氏が店長を務める店に限り、明細が記されていなくても、彼の署名だけで書類が通っていたというのだ。

4~5万円ほど購入しているが、明細が記されていない領収書が、数十枚も見つかったという。このことが発覚したのはC氏が昨年に退社して以降のことだったが、やはりB氏が不問にしたそうだ。ここに記したのは、今回の取材を通じて明らかになった事柄の、ごく一部だ。かつての社員たちの大半が、B氏やC氏の横暴を許しがたいと考えているという。

 

※モザイク加工は当サイトによるもの

 

高橋 


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