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夏の除雪

毎年富士山の山開きは7月1日なのですが、その前に登山道の安全確認やゴミ拾い、そして雪の多く残っている年は除雪が行われます。という訳で6月25日の日曜日に富士山の除雪に行って参りました。

バスで行ける5合目はこの通り入り口をバリケードで塞がれています。横からすり抜けて通ることは
可能ですが、どうせなので今回は馬返しといわれる麓の登山道の起点(0合目)から。


行程としては前日の24日朝に馬返しから出発し、昼過ぎに7合目でいつもお世話になっている山小屋、鳥居荘まで。到着後は開山に向けての小屋開けのお手伝いをして宿泊。


※こちらはパノラマで。

 

除雪当日の25日、朝から8合目で集合し山頂まで登山道の確認、除雪という内容です。山小屋に着くまではこの通り天気も良く、久々の雲より高い場所を満喫していたのですが・・・・・・。

除雪当日は夜明け前からずっと雨。そんな中でもガイドの有志と除雪に訪れた業者さんとで雪かきを決行。2週間ほど前に富士山の麓から5合目まで登る自転車レースに出ていたので分かってはいましたが、今年は本当に残雪が多い。


この状態だけ見ると中々綺麗ですが、雪が固まって氷になっているので上に乗ると高確率ですっ転びます。超危険。可能な限り割って道から引き剥がします。


ここは8合目で、更に上の9合目付近では激しい風雨(霰や雹交じり)のため、身の安全&機材の安全を優先。4年連続で参加していますが、強風で吹き飛ばされてバランスを崩すし雹や霰がバチバチ音を立てて当たって痛いしで今までで一番辛く、先輩のベテランガイドさんもこれまでで5本指に入るレベルでキツイと言っていました。暖かい日が続けばちゃんと解けるくらいに雪は取り除いています。
それでも早い時期から富士山に登られる方はくれぐれもご注意を。



宇治野 健

 

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