【商店街 VS JR西日本】神戸元町で繰り広げられる立ち退き戦争を徹底調査!


神戸市中央区に「モトコー」の愛称で知られる、少し変わった商店街があります。
JR元町駅から神戸駅の高架下(全長約1.2キロ)に広がる「元町高架通商店街」です。




「1番街」から「7番街」まで7区画に分かれて広がる細長い商店街は、戦後の闇市が起源になっており、今でも昭和のノスタルジックな雰囲気を感じられる貴重な場所となっています。




しかし現在、このモトコーが存続の危機にたたされています。
2016年、モトコーの土地を貸し出しているJR西日本が店主らを集めて説明会を開きました。

JR西日本「耐震補強を行うので、商店街の北側店舗は2017年3月、南側店舗は2018年3月に出ていってください」

(しかし、モトコーにおける国の耐震基準は満たされていました。残るリスクは火事による影響です)

モトコー側「そんな急なぁ!店がなくなったら私たちはどうやって生活していけばいいんですか?」
JR西日本「後のことは知りません」
モトコー側「工事が終わったら戻れるんですよね?」
JR西日本「未定です。あとは個別に交渉致します。以上です」

(注=モトコーを守る会担当者のお話より)


このように、JR西日本から立ち退きを迫られており、今までのモトコーが消えてしまうかもしれないのです。
最初の説明会から2年が経ち、立ち退き期限が迫る現在のモトコーがどうなっているのか調査してみました。

こちら神戸の繁華街に近い、元町駅よりの「1番街」です。
若者向けの店が多い1番街では特に店が減った様子はなく、人通りも多く見られました。
すでに立ち退き期限が過ぎた北側の店舗も営業を続けているようです。




しかし、2番街、3番街と進むに連れ、徐々にシャッターを閉めたままの店が多くなり、5番街に至っては真っ暗になっていました。




やはり店じまいや、移転する店舗が増えてきているようです。




商店街内には立ち退きに反発する掲示板も設置されていました。




「職員が脅すような口調で…」「人によって態度を変える…」等、JR西日本の対応も問題視されているようです。

実際に、モトコーを守る会に問い合わせてみたところ、

「2年前からずっとJR西日本が一方的に話を進めています。個別に話をした店もあるようですが、店主らにアンケートをとったところ、『出て行かないなら裁判ですね』等と、脅すような発言を受けた店主もいました」とのこと。

そういった経緯もあり、立ち退き反対運動のポスターも至るところに貼られていました。

モトコーを守る会「あまりに反発が強かった為か、最初JR西日本は工事後の再契約は未定と話していたのですが、去年になって『再契約の申し出を受ける』と方針を変えてきたんです。ですが、家賃は今の2倍や3倍で、とても払える金額じゃないんです」

調査員「北側の店舗はもう立ち退き期限が過ぎてますよね?」

モトコーを守る会「それはJR西日本が一方的に決めた期限です。今営業を続けている店主らは、ちゃんと家賃を払っています。ですが、JR西日本側はそれを違約金として受け取っているのです。言わば裁判対策ですね」

これらの件についてJR西日本に問い合わせてみたところ、
「詳細についてはお答えできません。耐震補強工事は、やれるところから順次行っていきます」とのこと。

モトコーを守る会によると、JR西日本は2018年の4月から工事を行っていくと発言している模様。無断で営業を続ける店舗があったとしても工事を強行する姿勢も見せているようです。

果たしてモトコーはどうなってしまうのでしょうか。今後も注目していきたいと思います。


ガルエージェンシー神戸三宮 代表・正田 聖治
25年前はモデルとして活躍。モデル引退後は飲食業をメインとする法人経営を行う。生命保険と損害保険の代理業を営んでいた関係で、保険関連の調査を行う調査会社の役員を20年以上務める。豊富な人生経験と幅広い知識を持つイケメン探偵。


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