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【怪奇】人よりも人形が多い徳島の集落を潜入調査。そこで見えたものとは…

徳島県三好市東祖谷の名頃地区。ここにはかつて何百人もの人々が住んでいましたが、過疎化、高齢化が進んだ影響で現在では住民わずか29人の限界集落となっています。

限界集落とは、過疎化で人口の50%以上が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落を指す言葉です。分かりやすく言い換えると、「過疎」という言葉では言い表せないほどに若者がいなくなり、学校や病院などの施設も充分でなく、その場所で生活していくことが困難だと判断された集落のことです。店のひとつもなく、今でも人が減り続けている名頃地区ですが、ここ近年、世界から注目を集めているというのです。


きっかけは、2014年にドイツの映画制作者によって制作された「Valley of Dolls (人形の谷)」という名頃地区を紹介するドキュメンタリー映像が広まったことによります。




なぜ「人形の谷」と呼ばれるのか。
それはこの集落に一歩足を踏み入れれば一目で分かります。



この集落には現在230体もの人形があちこちに散りばめられているのです。


家の軒先で話し込む人形や、

子供をあやす父親、

バスを待つ人形達、




ようやく人がいたと思ったら、

やはり人形でした。

これらの人形全てを作ったのは、この集落に住む、綾野月美さん(「Valley of Dolls (人形の谷)」撮影当時64歳)。


(「Valley of Dolls (人形の谷)」より)

名頃出身の綾野さんは十数年前に大阪からこの地に戻り、以来人形を作り続けているといいます。
「リアル過ぎて怖いと思っている人もいるかもしれませんね。」と笑う綾野さん。一体一体が顔も表情も違う人形達には、全てに名前がつけられており、性格や家族構成なども細かく決まっているそうです。

 

こちらは小椋さん一家です。



綾野さんはなぜ人形を作り続けるのか。

「私が子供の頃は何百人も人がいたんですよ」

綾野さんは懐かしそうに語っています。
その昔、名頃地区にはダムが建設され、一時は沢山の人で賑わいを見せていました。しかし現在訪れてみるとひとりも村人には出会うことができませんでした。

しかし、不思議と寂しく感じないのです。












これらは綾野さんが子供の頃に見ていた活気のある名頃なのかもしれません。
人よりも人形が多い集落には、個性的な人形達と、それを見に来る沢山の訪問者の笑みが溢れていました。



ガルエージェンシー神戸三宮 代表・正田 聖治(0120-3038-15)
25年前はモデルとして活躍。モデル引退後は飲食業をメインとする法人経営を行う。生命保険と損害保険の代理業を営んでいた関係で、保険関連の調査を行う調査会社の役員を20年以上務める。豊富な人生経験と幅広い知識を持つイケメン探偵。

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