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「乗らないと帰れない…」終電にしがみついた男のみっともない執念

「執念」… 全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かうこと。

阪神タイガースのチームスローガンにもなっているこちらの言葉。闘志を奮い立たせるような熱い言葉ですが、その意味をはき違えた男が奇しくもタイガースの御膝元、兵庫県神戸市のJR三ノ宮駅に現れました。


4月3日午前1時5分すぎ、最終のアナウンスが流れ扉を閉めた電車。
そこにホームを猛然とダッシュする会社員の男(44)が!

すかさず電車にしがみつき、「停まれ!」と叫び、

執念で電車を停めました。

駅員が羽交い締めにして離そうとしましたが、男は抵抗。結局、通報を受けた兵庫県警機動パトロール隊により、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕されました。最終電車は19分遅れで同駅を出発し、乗車していた約700人に影響が生じました。


男は「この電車に乗らないと帰れないからやった」と容疑を認めている一方、「19分も止めていない」と、懲りずに最後の執念を見せているようです。一つ間違えれば大事故にも繋がりかねない危険な行為ですが、よくもまぁ7メートルもしがみつけたものです。電車のドアを思い浮かべてみても、とてもしがみつけるような形状ではないように思うのですが…。

調べてみると、電車へのしがみつき事件は意外と多いようです。荷物の置忘れや、降り間違えたときなど、とっさにそういった行動に出てしまうのだとか。特に4月は新入社員、新入生など、新天地の慣れない街での電車利用者が多いため、そういった事例も多くなります。

飲酒によるしがみつき事件も多く、2005年には20代の女性が快速電車に6分間もしがみついた事例がありました。女性は車両の連結部分にしがみつき、泥酔していて、どこから乗ったか覚えていなかったそうです。今回の会社員の男もそうですが、やはり飲みすぎはダメです…。


こういった事件の多発もあり、積極的に対策措置をとる鉄道会社も増えています。
神戸市営地下鉄では、ちょうど1か月前の3月3日から山手線三宮駅にホームドアを設置したところでした。


(神戸市営地下鉄西神・山手線三宮駅に設置されたホームドア)

JR西日本でも、三ノ宮、神戸、姫路、明石、西明石駅の計5駅でホームドアを整備予定。これにより、しがみつきや転落などの事例は間違いなく減少しますね!飲み会も増えるこの時期で、終電に焦ることもあるでしょうが、変な執念で他人に迷惑かけるのはやめましょう。


ガルエージェンシー神戸三宮 代表・正田 聖治(0120-3038-15)
25年前はモデルとして活躍。モデル引退後は飲食業をメインとする法人経営を行う。生命保険と損害保険の代理業を営んでいた関係で、保険関連の調査を行う調査会社の役員を20年以上務める。豊富な人生経験と幅広い知識を持つイケメン探偵。

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