【海外】麻薬犬ならぬ「サカナ犬」とは!?【タイ】


タイの玄関口、バンコクスワンナプーム空港に、「麻薬犬」ならぬ「サカナ犬」なる警察犬が登場したという。
一体どういう事だろうか。
スワンナプーム空港関係者に知人がいるので話を聞いてみた。

<イメージ>

 

近年、日本→タイへの密輸が急増しているのだという。

タイ国内での転売目的で、ブランド品や高級品を飛行機の受託手荷物にぎっしりと忍ばせて観光客のふりをして何食わぬ顔で税関をスルーする者が後をたたないのだという。

中でも、昨今のタイ国内における日本食ブームにより、和食が大人気。


こういった生魚需要に目をつけ、主に個人経営の日本食屋が、その日店に出す刺身用生魚を日本から持ち込むケースが多いのだという。
成田・羽田空港からバンコク・スワンナプーム国際空港への飛行時間はおよそ6時間半。
生魚を持ち込み、朝便で東京を出発すれば、夕方前にはタイに到着し、その日の夜にはタイで客に出す寿司や刺し身になるという算段なのだ。

そういう背景もあって、麻薬のニオイでなく、サカナのニオイを嗅ぎ分ける「サカナ犬」がタイに登場したわけである。

当然、生魚の密輸は法律で禁止されており、検疫も通さなくてはならない物品です。
また、販売・転売・商業目的で物品を持ち込む場合には、必ず税関を通さなくてはならず、故意に税関逃れをする事は脱税行為となり犯罪扱いとなるそうだ。

ゴールデンウィークの今、タイに旅行に行く日本人は多い事と思われますが、
友人や知人から「荷物に余裕があるならコレをタイまで運んで欲しい」などと持ちかけられても
「ただの魚じゃん」「べつに薬物でも違法品とも思えないし」と軽い気持ちで請け負ってしまっては絶対ダメ。
知らず知らずのうちに脱税・密輸の片棒を担がされてしまう事となるでしょう。
いかなる理由があろうとも、他人から荷物を預かってはダメ。

たとえ他人の物でも、頼まれた依頼品であろうとも、持ち込んだ当人の責任となります。
あまりに悪質と見なされると、ドラッグや武器や違法品でなくとも逮捕や起訴される可能性もある非常に危険な行為です。

さらに詳しく話を聞いてみたところ、

「ウチの税関職員は日本からの到着便に合わせて警戒している。転売用の商品持込みがとにかく多い。何よりカネになるから。」
「密輸日本人の中には、警戒の目を掻い潜るために、マレーシアやベトナムで一旦乗り換える経由便を敢えて利用する者も多い」

との事。


かつて密輸犯罪といえば東南アジアから日本への持ち込みが主流だったが、今はタイが日本からの密輸を警戒している。
これも時代の流れとはいえ、日本が経済的にも国力的にも落ちぶれつつある何よりの象徴なのかもしれない。日本はもう貧しい国なのかも。

何はともあれ、この連休、犯罪やトラブルに巻き込まれる事なく海外旅行をお楽しみください。

 

雄南 オナン


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