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街にはびこるクスリ
こんなメールが読者さんから来ました。 はじめまして!いつも見ています! 探偵ファイルさんとこでもやっているホーリーランドですが、原作の漫画の方は「トゥルー」っていう麻薬が出て来ていますよね。 原作だと、さも街で簡単に手に入るみたいな描写がありますが、あぁいうのって本当なんですか? 興味半分ってわけでもないですが、あんなリアルに書いてあるとモデルになった麻薬があるのかなぁ・・・なんて思っています。 良かったら、調べてみて貰えませんか? HN・ぽむえん 麻薬でも脱法ドラッグでも、やっては駄目です。 以前、探偵ファイルでは渋谷に蔓延するクスリの売人達を長期間掛けて追っ掛けまわした事がありましたが、読者さんの言ってきた“クラブで簡単に買えるクスリ”とはちょっと違いますね。 原作ホーリーランドに出て来る「トゥルー」は、おそらくコレがモデルになったんだろうなっていうドラッグがあります。 それは、「MDMA」と呼ばれる薬物で、通称エクスタシー。 日本での隠語は「×」「ペケ」「玉」など。 もともとはアメリカにて、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に治療に使われてきた薬であり、服用すると多幸感がもたらされます。その成分のせいか、80年代に入るとクラブ・ディスコなどで爆発的に普及しました。 当たり前ながら、超違法薬物! 日本でも禁止されているし、アメリカでは4大麻薬の内の一つです。 そして何が不味いのかと言うと、この手のクスリはデザイナーズドラッグと呼ばれ、覚醒剤・ヘロイン・コカインなどの他の麻薬と混ぜ合わされた錠剤になることが多いから。 エクスタシー自体の効果は、気分をハイにする所謂アップ系。これにダウン系であるヘロインなんかが混ぜ合わされていると、人によっては呼吸障害になったり、幻覚を見たり、飛び降りてしまったり・・・。 これは、「青S」と呼ばれているモノ。 ヨーロッパや東南アジアで違法精製されるのですが、その際にMDMA以外の薬物と混ぜ合わされるんですね。 上の写真、青以外の色身が入ってるのが解るでしょうか? これが、他の薬物。 単価として、クラブなどに出回る価格は4000円程度ですが、手を出したら駄目なのは言うまでもありません。 まぁ、ただ一つ。 安心できる材料としては、酒に溶いて知らない間に飲まされるというのはありません。理由は苦いし、酒に溶け切れないから。 「コレ、食うと気持ちいいから」 クラブは楽しいものですが、こんなこと言ってくる輩の台詞を鵜呑みにしちゃ駄目ですよ!? 山木 |
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