●更新日 06/03●
6月1日 13:00 東京地裁 第529法廷 平成21年刑(わ)第1078号 詐欺 佐々木秀之 被告
オナン【概要】 昨年11月、「自分はブリジストンの御曹司で電通社員。企画と発掘を任せられている」と身分を偽り、被害女性に「サントリー新商品のイメージガールとしてデビューさせてやる。サントリーと契約すれば2年間で2000万のギャラも入るぞ。だが先方への接待など何かと費用も掛かるぞ。」と騙すなどし、軽井沢で2人でデート中に女性から金10万円騙し取ったとされて詐欺の罪に問われた佐々木被告。 法廷にまで追い詰められれば流石の佐々木も諦めて起訴事実を素直に認めるだろう。 …などと思っていた私は甘かった。 「ブリジストン御曹司、自称電通社員、イメージガールの話をしたのは間違いない。だがそれはあくまでも女性と親密な仲になりたかったのが目的で金銭詐取が目的ではない」 「金を要求した点については、接待にかかる経費などを俺に渡せという事ではなく、デート中に持ちあわせが無かったので軽井沢デートに使う費用として10万円を立て替えてくれという意味で言った」 「立て替え金額は10万円じゃなくて正しくは9万数千円だ」 「“一時的に立て替え”なのでいつでも返済能力を有しているし金銭に向けての嘘は言ってないので詐欺罪は相当しない」 などとトンデモ主張。 そしてまさかの無罪を主張。 検察・被害者と真っ向から争う姿勢だ。 これは予想の斜め上を行く手強さ&図太さだ。 僅かな金額の誤差にもうるさいのは器の小ささだろうか。 争点が明確になったところで初公判は終了。 【次回予定】 6月20日前後に別の被害者からの追起訴が入り 7月10日(金)に同法廷13:30〜16:30で今回の第2回公判。 いよいよ本格的な審理に入る。 この法廷バトルはかなり荒れそうだ。 司法に正義がある事を願い信じます。 |
|
探偵ファイルのトップへ戻る |
|
|