●更新日 06/27●
マイコー
今更マイケルジャクソンの特集記事を書く必要もないので、マイコー(私の世代はみんなこう呼んでた)の思い出話をひとつ。
マイコーの出現で、六本木のディスコ(今のクラブ)で急に黒人がモテだしたのを覚えている。それまでは黒人=汚いだった。黒人地位向上の先鞭をつけたのは紛れもなくマイコーだ。間違ってもオバマじゃない。とにかくマイコーはカッコ良かった。年をとり、持って生まれた白人コンプレックスのおかげで整形し過ぎたが。
それまでのブラックミュージックはイロモノだった。マイコーが確立した「黒人=カッコいい」が無ければ黒人音楽は「アフリカの土人」音楽のままだっただろう。
だから、アメリカのメディアは何とかマイコーを潰そうと必死だった。人種差別というより、ジェラシーで。
当時、日本男子は言いようのない劣等感に襲われた。優劣で白→黄→黒だと思っていたのに、マイコーのおかげで一夜にして白→黒→黄になってしまった。
つまり、中国や韓国含む黄色人種の世界でマイコー並みの天才が現れたら、今の構図は逆転可能だ。
彼は偉大だった。
BOSS
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