●更新日 03/20●







過酷な震災地域の医療現場





石巻赤十字に派遣されたO医師の報告です。



インターネットが使えないので携帯からメールしております。石巻赤十字病院は石巻の被災地で唯一活動している施設なので、野戦病院状態です。

携帯のメールもまともに送れず、連絡が遅れて申し訳ございません。地震8日目でやっと被災者搬入のやまは越えつつありますが、まだ病院泊まり込みは続いています。地震後の72時間はトリアージタッグ赤のエリアでヘリなどで搬送された被災者の治療をしていました。

スタッフの食事は1日に白おむすび3個、水分の支給なし。17時間勤務、7時間待機というシフトで、被害状況も断片的にしかわからないままでした。

ネットも携帯も繋がらず、自家発電や貯水槽や患者の給食などの残量のカウントダウンを聞きながら、ギリギリで病院ダウンを免れてきました。今はガソリンがなくて、赤十字救護班の活動が制限されています。救急車両の給油も厳しいようです。

避難所への支援が遅れているため、市内の店や住宅で略奪が頻発しています。日本でですよ!
3日目の途中から今日までは院内の難民(多い時は500人)の避難所への移送作業をしていました。 医者がやることではないですよね?

けれど、行政は本当に行動しません!驚くほどです。

それでもなんとか乗り切りつつあるようです。勘違いかもしれませんが。







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