「ネットで書かれたエロ小説も取り締まり対象になるのでしょうか？」との相談が寄せられた。  漫画などに混じってエロ小説の同人誌も多数販売されていた。 あらためて同人誌やネット上に流布するポルノ小説を実際に読んでみれば過激な内容も多く、未成年を登場人物にしたロリモノも多くある。  こうした過激な文書のなかでも問題になったのは、秋篠宮文仁親王と同妃紀子の第二女子をモデルにした「佳子様のエロ小説」だ。  この点について法律の専門家は次のようにコメントしている。 「皇族であるか否かにかかわらず、特定個人（をモデルにした）のポルノ小説を公開した場合、人の名誉を毀損として、刑事及び民事上、違法と判断されるおそれがあります」 問題となっているのは、佳子様が１９９４年生まれの１７歳で未成年であることでも、ポルノ小説を掲載したことでもなく、名誉の侵害に過ぎないのだ。 この他にも、有名作品や既存のキャラクターを使用したポルノ小説の場合には、著作権の侵害に該当する。このように考えてみれば、掲示板にアップされたポルノ小説が警察に通報されたとしても納得できる。 実際、ここ数十年にわたって日本では、ポルノ小説が「わいせつ」だとして取り締まられた事件はない。しかも、小説を猥褻かどうかを判断しようとすると「表現の自由を規制する」という大きな問題に発展する可能性が高く、警察も安易に触れたがらないというのが実情のようだ。 ＤＴゴンザレス 
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