はじめてのギャルカフェ
5月10日、渋谷にオープンしたギャル版メイドカフェ「10sion(テンション)」。
潜入調査を試みるにあたり、正統派メイドカフェすら行ったことがない小山田だけでは心許ない。
そこで協力してもらったのは、
お兄さん(42)。
メイドカフェ歴6年以上、多い時は日に2〜3回行っていたほどのマニア。
偶然秋葉原で声をかけた少年の兄で、
今回の企画意図もわからないままわざわざ埼玉から秋葉原まで来てくれた超いい人。
お兄さんのメイドカフェ話を聞いているうちに店に到着。
ギャル「この店は敬語禁止なんでー、これからタメ語ね!」
固まる。
ボソッとひと言。
「ここはメイドカフェじゃない……」
テキトーなこと言ってこんなとこ連れてくんじゃねーよ!
的な空気になるかと身構えましたが、
真剣★白刃取り(1,500円)
ギャル「負けたー、強めー」
兄「つい本気になっちゃったー」
オッパP(600円)
兄「スゴイ卑猥なことしてる気分なんだけど……まいうーでございます。あ、ござるかw」
ギャル「キャラいいねー、お兄さん。ウケるーっ!」
ハチ公(わんこ)そば(3,000円)
ギャル「ありがとねー、わんこそば❤ おいしかった?」
兄「残り1杯か、チクショー! 完食できると思ったんだけどなあ…」
めっちゃ馴染んどるやんけ。
ついにはギャルを相手に趣味の人形トークが炸裂するお兄さん。
オタクとギャルの不思議なケミストリー……
帰りがけに感想を聞いてみると、メニューのネーミングに趣向を凝らしているのが素晴らしい、
接客もはっちゃけているようで節度があり、客を少しでも不快な気分にさせない気遣いは秋葉原のメイドカフェにも見習ってほしいと大絶賛。
初心者には高いと思ったけど、女の小山田にとっても不思議と居心地がよかったのは間違いない。
まじか!
なるなるー!
あげぽよー!
ちょりざーす!
……直接聞いたのはこの日が人生初だった言葉たち。
小山田 花子
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