政府関係者「ネット上に出回る天皇謝罪要求発言は」
8月14日、李明博大統領が「天皇が謝罪するなら訪韓してもよい」とする旨の発言をする映像が公表された。
その後、ネット上ではさらに以下の内容があるとされ、話題になった。
この「直訳」とされている文章リンク先の韓国語記事には、そのような文章全文は見当たらない。
その他の韓国語のネットでも見つけることはできなかった。
YouTubeのリンクに至っては、李明博どころかジャーナリスト西村氏が話している映像しかなく、西村氏がソースを提示している様子もない。
なぜかソースではなく終始、西村氏の映像
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原文ソースは誰が持っているのだろうか? 日本政府・外交関係者に聞いた。
「ネットで出回っている発言内容はデマです。
結論から言えば、日韓両政府とも大統領の正確な発言の起こしは持ってません。
大統領の発言は忠清北道の教育大学の座談会で行われたもの(期日、学校名は報道のとおり)で、
参席者の質問に回答する形でなされました。
非公式非公開の座談会であるため秘書官も録音、メモしてなかったようです。
このため、証拠となるような発言内容全文はありません。
大統領の公式行事での発言でもないため、秘書官や官僚が原稿を作ったものでもありません」
「大統領の発言の大筋は、天皇が訪韓するのであれば植民地支配の
犠牲者に謝罪するべきだというものです。
しかし、これは日本政府に外交的に要請するというレベルのものではなく、
あくまで韓国大統領の立場として国民感情を考えると、天皇は謝罪した方が良い、
日韓の未来も繋がるという意味あいだそうです。以上、ここまでが確認できた内容です」
とのことである。
少なくとも、ネット上に書き込まれた文章の証拠とされるリンク先は誤りであることは確認できる。
文章のソースがあるとするならば、どこにあるのだろうか?
万が一見つけた人は、報告をお願いしたい。
記者/安宿 緑
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