●更新日 01/11●


PS3終了? 互換モデル販売中止に憶測飛び交う


昨日1月10日、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンがプレステ3の60G/20Gモデルの販売を終了することを発表した。

「プレイステーション 3」
HDD 20GB/HDD 60GBモデル国内出荷完了のお知らせ

株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、2006年11月11日から販売してまいりました「プレイステーション 3」(PS3®)のHDD 20GB/HDD 60GBモデルの日本国内向け出荷を、2008年1月をもって完了させていただくこととなりました。市中在庫がなくなり次第、販売終了となります。
今後は、PS3®専用ソフトウェアのさらなる開発強化とラインアップの拡充に伴い、高品質のゲームをはじめとする次世代エンタテインメントを楽しむことに特化し、また省電力化を実現したHDD 40GB標準搭載の新PS3®(CECHH00シリーズ)を戦略的に集中展開することにより、PS3®プラットフォームの普及拡大を強力に推進いたします。
PS3®専用ソフトウェアについては、年末商戦期における強力なラインアップに続き、1月以降も『デビル メイ クライ 4』(株式会社カプコン/1月31日BD発売予定)、『龍が如く 見参!』(株式会社セガ/3月6日BD発売予定)、『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』(株式会社コナミデジタルエンタテインメント/2008年度第1四半期BD発売予定)、『無限回廊 −序曲−』(株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント/2008年春ダウンロード配信予定)など、ソフトウェアメーカー各社およびSCEから期待のタイトルが続々と発売される予定です。これらソフトウェアとPS3®(CECHH00シリーズ)によりPS3®で楽しめるエンタテインメントの世界をさらに拡げてまいります。
以上(プレスリリース



これにより、PS2との互換性を有したモデルの販売がなくなることになり、ゲームファンの間ではソニーのこの戦略に対してさまざまな憶測が飛び交っている。

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以前、プレステ3の失敗による赤字が膨大なものとなりソニーが迷走を続けていることを綴った「プレステ3はなぜ失敗したのか?」という本が出版されたことをニュースウォッチでもお伝えした(記事)。

今回のこの戦略に対して「ついにゲーム業界から撤退もしくは規模縮小か」といった声も多い。
今回販売中止がアナウンスされたことにより注文が殺到したのか、PS2互換性とSACD機能を有する60G/20Gモデルはヤマダ電機ビックカメラソフマップなどをはじめヨドバシカメラや石丸電気などの通販サイトでも軒並み完売もしくは販売休止中となって売り切れ状態のようだ。DVDやCDのアップコンバート機能、はたまたBD・SACDプレイヤーとしてなどAV機器としての性能は、オーディオビジュアルファンからは価格に対して「神機」と呼ばれるほど凄いものであるらしいのだが。

1月31日に第3四半期の業績説明会が控えていることから(ソニーHP
・それまでに在庫を少しでも裁きたい
・生産ラインを整理してコストダウンを図ったということも発表したい
という意図があるに違いないというのがネット上での見方のようだ。

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また、CPUが60G/20Gモデル(90nm)と40Gモデル(65nm)とでは異なっているわけだが、40Gモデルと同じCPUで互換性を有した新しいモデルも発表されるに違いないと予想するものもいる。

人気ゲームのカプコン・モンスターハンターは続編の3がWiiで発売されることが決定し、PS3の目玉タイトルのひとつだったハズのガンダム無双はXBOX360でも発売され、あまつさえPS2での発売も決定してしまった。

未だに迷走を続けているように見えるPS3、今後はどうなっていくことやら……。



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