●更新日 02/03●


非難集中!パチンコ・フランダースの犬の残酷描写


パチンコ「CRフランダースの犬と世界名作劇場」がバッシングの対象となり、それに対して関連情報を掲載したサイトが話題になっている。

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騒動のきっかけは、「パチンコ・パチスロ総合コミュニティサイト pachinkovista.com」の、「世界名作劇場」についての情報だった。この機種は、アニメシリーズ「世界名作劇場」をパチンコ化したもので、液晶演出には各作品の名シーンが多数使用されているという。そのことを紹介した文中に、「「フランダースの犬」のあのラストシーンを再現した「昇天予告」は激アツ」との記述があった。これが注目され、先月末にネット上で話題となっていた。

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2ちゃんねるでの同機種への批判として、「不謹慎すぎる。日本のモラルも地に落ちたな」、「台に向かって死ねコールする様は見ものですね」、「この記事書いた奴は死ね。氏ねじゃなくて死ね」などという書き込みがあったそうだ。また、サイトにも苦情が寄せられたとのこと。しかし、「何がどう不謹慎なのかイマイチ理解できずにいる」という。

「悲しいシーンをリーチアクションに用いるのは如何なものか」という批判に対して、過去の作品ではそういった批判はなかったではないか、と反論する。パチスロ「機動戦士ガンダムU〜哀・戦士編〜」では、リュウやミハルが死ぬことでボーナスへと繋がるシーンがあったという。「CR冬のソナタ」でも、主人公が車に轢かれることで確変に突入という演出があったとのこと。

そして、「悲しいシーンを大当たりと結びつけるのは、「悲しいシーンを見て喜べ」ということではない」と述べる。物語のハイライトシーンや名シーンといったものは、演出のモチーフになりやすいだけであるという。このような見解に対しては、今回も多くの批判が提起されている。一例として、「ちがうだろ、児童文学をギャンブルの素材にするのはいかがなものかという話だ」という反論がある。

他にも、「んじゃエバンゲリオン(原文ママ)の激アツリーチ予告はカヲル君の首がもげる所?」、「つうかフランダースの犬のモチーフにパチンコやって何が楽しいの?キャラなんか必要なの?」、「北斗でミスミのじいさんがサーベル、火炎放射器、矢を投げられて襲撃されて倒れれば熱い演出に突入してたのだが」、「もう何がパチンコ化されてもおかしくないな CR太宰治とか「あーまた心中失敗した!」とか」など、様々な声がある。

また、記事にはコメント欄があるのだが、そこにも批判的な見解が記されていて、それに対する編集側の返信もある。

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「死ね。氏ねじゃなくて死ね。」と書き込むバッシングに対して、「世界名作劇場を観て育った子供が大人になって、他人に『死ね』などと脅迫まがいの暴言をはいているのであれば、そちらの方がよっぽど悲しいことではないでしょうか。」とあくまでも大人の対応を崩さない編集部。
どちらにせよ紹介サイトがいくら荒れようが、日本全国でネロとパトラッシュが昇天され続けることには変わりない。幸薄し1人と1匹に冥福あれ。



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