●更新日 02/18●


「負けたら土下座」の東芝HD DVD撤退


16日夕方、NHKニュースで東芝が次世代DVD規格のHD DVD事業から撤退することで最終調整に入ったと伝えられた。



東芝がHD−DVD撤退へ 規格争いはBDの勝利
2008.2.16 21:01
東芝は16日、新世代DVD規格「HD DVD」の再生機や録画再生機などの生産を終了する方針を固めた。今月中にも正式決定し発表する。数年間にわたり続いてきた「ブルーレイ・ディスク(BD)」との規格争いはBDの勝利で決着する見通しとなった。
新世代DVDは東芝などが推進するHDとソニーや松下電器産業などが推進するBDの2規格が併存してきたが、小売り世界最大手の米ウォルマート・ストアーズがBDの商品のみを取り扱うことを決めるなどHD劣勢が決定的となっていた。
東芝は青森県で行っているHD関連の機器生産を近く終了する見通しで、今後は新型機の開発なども行わない。撤退費用は数百億円に上る見通しだ。(略)

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080216/biz0802162101009-n1.htm


これによってHD DVD対Blu−rayDisc(BD)の争いは収束する見通し。
ネットでは東芝のHDDレコーダーであるRDシリーズの評判がいいことから、早くもBDでのRDシリーズの発売を熱望する者が多数のようだ。

さて、HD DVDといえばしばしば話題に上るのが東芝の藤井美英執行役上席常務の会見での「負けたら土下座する」発言である。


藤井美英執行役上席常務(NIKKEI NETより
「負けたら土下座する」東芝・次世代DVD発売会見【詳報】 2006年3月31日記事
(中略)
――BDとHD-DVDの趨勢はいつごろ決まるとみているか。
HD-DVDはパソコンなどに搭載するドライブも含めると全世界で今年度100万台を超える期待を持っている。来年度は数百万台の出荷を予定している。今年の暮れ、来年の6月には趨勢が決まるだろう。
もちろん、BDの方が規格として優れている可能性がないわけではない。そのときには土下座して謝りたい。しかし、HD-DVDの優位性を信じている。商品の技術、コスト、速さの勝負になると思う。今年の年末を期待してほしい。


その他、インプレスAV Watchファイルウェブなどでも伝えられている。

昨年の6月の段階で、2chなどには下記のような秀逸なスレッドが立てられたりと散々ネタにされてきた発言でもある。
■■■ルー東芝「ドゲザーしようぜ!」 ■■■
1 :名無しさん┃】【┃Dolby:2007/06/21(木) 03:55:42 ID:rOBpQ4/y0
 むしゃくしゃして言った・・
 今はワンダーしている、、。

http://hobby10.2ch.net/test/read.cgi/av/1182365742/

また、カイジでおなじみの鉄板土下座のAAを貼る者も……。



18日朝のフジ「とくダネ!」では、小倉キャスターが「HD DVD4台持っている」などと語っていたり、つい数日前にHD DVDデッキを購入したというユーザーのインタビューなどが流れていたりした。



18日の「とくダネ!」より

ちなみに、BDを搭載したPS3ユーザーなどからは、喜びの声よりもむしろ「BD勝利が決定的になったことで、ソニー本社からコストのかかるPS3が切り捨てらてしまうのではないか」などといったPS3の行方を不安視する声が聞こえていたりする……。



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