●更新日 02/28●


金八「坂本つ幸作」流出騒動、事務所は「捏造」と否定


2008年2月21日のニュースウォッチでお伝えした、「3年B組金八先生」で坂本金八の息子・幸作を演じる佐野泰臣による、画像や日記の流出騒動。この騒動に新たな動きが見られたので、前回の記事以降の経緯と共にお伝えしよう。

2月27日、アメーバニュースに「金八先生の息子 プライベート写真流出で芸能界に衝撃」と題された記事が掲載された。記事中には、佐野の所属事務所によるコメントが掲載されている。該当箇所を引用すると、「流出したとされる日記では、有名芸能人を“死んぢゃえ(笑)”と書くなど過激だが、所属事務所は「改ざんされたもの」としている」とのこと。
写真

「改ざんされたもの」という、たった一言のコメントだが、その持つ意味は予想外に大きいのではないだろうか。というのも、当該の日記を「改ざん」であると指摘したことで、日記の書き手が佐野本人であると認めてしまったことになるからだ。これまでネット上では、日記の内容から判断して、ほぼ間違いなく佐野によるものだろうと判断されてきた。ところが今回のコメントで、事務所が「お墨付き」を与えてしまったことになる。

ちなみに、前回の記事でも触れたように、「死んぢゃえ(笑)」という発言が出てくるのは、2003年5月1日の日記だ。上に引用したアメーバニュースの記事では、この発言が向けられた相手は「有名芸能人」と匿名で記されている。だが、実際の日記では「窪塚?死んぢゃえ(笑)」と名指しで書かれていることを付け加えておきたい。

事務所は「改ざんされたもの」と言うが、問題はそれが何を指しているのかということである。2ちゃんねるの関連スレッドでは、実際には日記中に存在しない文章が大量にコピペされたり、流出した画像を加工した状態のものが出回ったりした。それらを指して「改ざんされたもの」というのであれば、間違いではない。

だが、事務所の意図としては、「窪塚?死んぢゃえ(笑)」発言をはじめとする日記の内容そのものが改ざんされたものであると言いたいようだ。この日記は騒動発覚後に削除され、現在では閲覧不可能となっている。そのため、実物を確認できないのでは事務所の見解の正否を判断する以前の問題であると考える人々も多いだろう。そこで探偵ファイルでは、参考資料として、web上の日記へ実際にアクセスして保存しておいた内容の一部を画像で掲載する。
写真

また、前回の記事でも扱ったが、この騒動でWikipediaの佐野のページに多くの書き込みがなされた。中でも、「坂本つ幸作」という表現は話題になった。その後の経緯を見てみると、2月28日現在、「ウイルス感染騒動」という項目が設けられていて、事務所側の見解表明についても言及がある。

その他の関連ページに目を向けてみると、2月21日に「坂本幸作」というページが削除されている。理由は、流出騒動についての記述に問題があると見なされたからであるようだ。更には、「坂本つ幸作」というページも一時期存在していた。これも2月21日に削除されており、「3年ny組金玉先生」、「エロ画像収集が大好き」などと書かれていた模様だ。

それにしても、騒動発覚直後に放映された「金八先生」でネット問題を扱っていたのは、何とも皮肉だ。この日の放映では、幸作は登場しなかった。「その理由は、放映内容が何者かによって改ざんされたからだ」などという陰謀説は、今のところ出てきていない。



探偵ファイル



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事