ファンをナメすぎ？　AKB48「握手会は光速で流す」宣言

2008年2月26日、29日のニュースウォッチでお伝えした、AKB48の「悪質商法」とされている問題。その後も新事実が次々に発覚しているので、その続報をお届けしよう。

昨日の記事で取り上げたように、AKB48のやり方は法的に問題があるのではないかとの指摘がなされている。そうした中で、公式ブログの「ガチャ」に関する過去ログが削除され、「証拠隠滅ではないか」との声が出ている。また、この件に関連して、「買った時にレシートや印紙をもらえない」との指摘がネット上にはあり、印紙税の脱税の可能性を疑う内容の書き込みまで出現した。



新たに注目を集めているものの一つに、youtubeやニコニコ動画にアップされている動画がある。「桜の花びらたち2008」発売記念として企画された「AKB悪魔の握手会」というイベントが、本日3月1日と明日2日、11時から品川ステラボールで開催されるという。動画はその告知なのだが、内容があまりにもファンを軽視しているのではないか、との批判が続出している模様だ。



「一つのドーピングだと思うんですけれど、ここで握手会をやめるわけにはいかないでしょうね」という声が流れたかと思えば、メンバーの篠田麻理子に「CDって普通、1枚しか買わないじゃないですか。ファンの皆さんに無理させてるんじゃないかって心苦しいんです」などと語らせている。峯岸みなみは「もうやめて、ファンの皆さんに負担をかけないで」と絶叫、「ファンの皆様に多大な負担を強いる禁断のイベント」とのナレーションもある。

この動画の末尾の部分が、特に話題になっているようだ。「悪魔が囁く、「立ち止まらないでください」。剥がす人、剥がされる人の地獄絵巻。この春、最大の問題作「悪魔の握手会」。あなたは光速で流される」とのナレーションである。「あなたは光速で流される」という表現が、ファンに対してあまりにも失礼なのではないか、というのだ。この動画が一種のジョークとして作られたものであることは明らかであり、ファンにはそれなりに支持されていたのかもしれない。だが、AKB48へのバッシングがここまで強まっている現状では、かえって逆効果であるとの見方もある。



また、過去のイベント内容に対しても様々な疑問が提起されている。例えば、公式ブログで2007年9月13日に告知された、「3連休特別企画！　AKB48の「伝染歌」制服プレゼント！！」というイベントもその一つだ。8月18日から26日の舞台挨拶でAKB48の映画出演メンバーが着用していたという「伝染歌」制服を、9月15日から17日の来場者の中から抽選で10名にプレゼントするという企画だった。これに対して、「アイドルグループがブルセラ商法まがいのことをやっているのはいかがなものか」といった強い批判が出ている。

AKB48のキャンペーン関連の情報として掲載されている、「個人情報の取り扱いについて」も興味深い。その末尾には、「15さいみまんのおきゃくさまは、ほごしゃのかたといっしょにおよみください。」とある。平仮名しか読めない年齢の子供が一人でネットを利用するのか、平仮名しか使えないのにどうやって当該のページまで辿り着くのか、そのような年齢の子供は「ほごしゃ」と平仮名で書いても意味を理解できないのではないか、などツッコミどころ満載の内容である。



AKB48が今年の正月に発売した福袋の中身についても、一部で話題になっている。その中にあったという携帯ストラップのセットは、どれにも必ず秋元康のストラップが入っている。



秋元のストラップを欲しくて買うファンは多くないと思うが･･･これもある意味「悪質」かもしれない！？



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