AKB48 、付録が全 848 種類の写真集でボロ儲け

かねてから話題になっていたAKB48の写真集が、ついに発売になった。今回も、その手口があまりにも悪質ではないかとの評判が広まっているようだ。

探偵ファイルでは、2008年2月26日、29日、3月1日と、ニュースウォッチで3回にわたって、AKB48の「悪質商法」とされる問題についてお伝えした。その時に話題になったのは、「桜の花びらたち2008」をAKB48劇場にて購入した際の特典として用意された限定ポスターを全44枚集めると、「春の祭典」に招待してもらえるという企画だった。ポスターの配布はランダムであり購入者が指定できないため、全部揃えるのは非常に困難であるとされた。そして、こうした商法が独占禁止法の「不公正な取引」に抵触する可能性があるとのことで、企画は中止となった。

この度、当時から「次はもっとすごいことになるぞ」と話題になっていた写真集が発売された。写真集の題名は、「AKB48 ヴィジュアルブック」。



3月14日のAKB48公式ブログによると、「「AKB48って名前は知ってるけど、どんな子がいるのだろう？」「メンバーが多すぎて顔と名前が一致しない……」「AKB48をもっともっと知りたい！」。そんな人たちの疑問や要望に応える写真集」であるという。

問題は、その購入特典とされている生写真だ。先述のポスター同様、その数があまりにも多いため、またもや「ボッタクリだ」、「悪質商法だ」といった意見が各所に見られる。写真集の表紙に付いている帯には、次のように記されている。「オリジナル生写真もれなく5枚プレゼント!!　驚愕の全848種類　メンバー53人×4種類×4冊　各写真集毎にバージョンの違う生写真を封入!(メンバー直筆サイン入りも5枚ずつ計4240枚投入!!)」

今回も発売記念として、各種イベントが連日行なわれている。「AKB48ヴィジュアルブック2008発売記念　一週間握手会」と題して、AKB48劇場で写真集を4冊セット（10000円）で購入した人を対象とした握手会を開催しているようだ。参加するメンバーは毎回異なり、販売数ももちろん限られている。しかも、握手会参加者限定で、写真集とは異なる生写真が更なる特典として付いてくるという。ファンとしては、どうしてもここで購入したくなるというわけだ。



公式ブログには、「AKB48劇場限定生写真（集合パターン各チーム6種類×4＝計24種類）の中から、もれなく2枚をランダムでプレゼント！」とあり、「※劇場特典の生写真は、AKB48ヴィジュアルブック2008の中に封入されている生写真とは異なります」と強調している。それどころか、「購入限定数は1人1回1セットまで（1セット以上購入希望の方は最後尾に並び直してください。）」とあるので、ファンは延々と並び続け、そして毎日通うのだろう。

予想通り売れ行きは好調のようで、公式ブログの3月19日の更新には、当日販売分の完売のお知らせが掲載されている。



注目すべきは、その更新時間だ。この日の販売予定は、15時30分から17時となっていた。販売数は200セットとのことだったが、15時54分にはブログに完売のお知らせが掲載されている。

また、「AKB48 2nd Anniversary　スペシャルフォトアルバム」についても、ネット上では依然として話題になっている。限定2000冊で定価は税抜48000円、各種特典の中には「2015年12月8日開催予定の「AKB48劇場オープン10周年祭」招待券という、とんでもないものもあった。2ちゃんねるには「【やらずぶったくり】また詐欺なのか？AKBの五万円写真集がまだ届いてない」というスレッドも立っている。この写真集を1月に申し込んだのにまだ届いていない、問い合わせてもいつ届くか分からないという。

どこまでもエスカレートする強気の商法。携帯ストラップセットの時のように、次の写真集では、セットで購入すると必ず秋元康の写真集も付いてきたりして!?




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