●更新日 04/20●


衝撃!「メタルギアソリッド 4 」を開発者自身が否定


発売前から注目の人気ゲーム「メタルギアソリッド4」について、開発側の中心的人物から否定的な見解が出されたことが発覚し、騒然となっている。

イギリスの「Edge Magazine」最新号にて、「小島プロダクション」監督の小島秀夫氏がインタビューに応じている。その概略を掲載した「kotaku」というサイトの2008年4月18日の更新内容に注目が集まった。

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記事によると、小島氏はメタルギアソリッド4の開発に携わる過程で、大きな落胆を経験したらしい。同氏曰く、東京ゲームショウの時点ではスタッフたちは誇らしげだったという。PS3は夢のマシンで、ゲームの開発を進める上で多くのアイディアがあったとのこと。

ところが、実際に開発を進めてみると、そこには様々な制約があったようだ。その結果、10歩進むつもりが実際には1歩しか進めていなかったと、小島氏は酷評した。ただし、それはPS3そのものへの批判ではないと断っている。問題はCPUの制約にあったとはいえ、PS3のフルスペックに自分たちが気づかなかっただけであるという。

小島氏は、「何か革命的なことをやりたい」と3年前に述べていたことを振り返る。結果として、同氏の当初のビジョンには到底及ばない、満足には程遠いものになってしまったとのこと。特にグラフィック、モーション操作、マップのサイズ等に納得できない模様だ。

ネット上では、youtube等に各種映像がアップされ、開発段階での過去の映像と最近のものとを比較して様々な論争が展開されている。


「ファミ通」の1000号記念インタビューで、小島氏は同作品について容量不足の問題を既に述べていた。また、連載「浜村通信」第310回「「メタルギアソリッド4」の最新映像を観て」には、浜村弘一氏が小島氏にインタビューした時のことが記されている。該当箇所を引用しよう。

「ここから約2ヵ月、追い込みをかけます。2ヵ月後にまた観に来てくれたら、ぜんぜん違うクオリティーに上がっているはずです。きっと、そのときはもっと驚いてもらえると思いますよ」。そう言って監督は楽しそうに笑った。」

東京ゲームショウで小島氏は、「果たして、SNAKEはどこへ向かうのか? SNAKE最後の戦いをどうか見届けて下さい」と述べていた。この度の発言が周囲に及ぼす影響は少なくないと思われるが、「果たして、小島氏はどこへ向かうのか?」。



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