●更新日 06/13●


秋葉原 ケータイで被害者撮影のモラル論争


先日のホットニュースでお伝えした「秋葉原殺傷事件 被害者の友人のmixi日記」。
当サイト以外でも取り上げられているが、いずれも大きな反響があるようだ。

asahi.comには、さらに詳しく証言したものが掲載されている。

一歩後ろの2人、犠牲に…友人が証言 秋葉原事件
トラックが猛スピードで走り抜け、後ろの2人の姿が見えなくなった――。東京・秋葉原の無差別殺傷事件で死亡した7人のうち、男子大学生2人は交差点でトラックにはね飛ばされた。一緒に歩いていながら、間一髪助かった学生(19)が、事件の状況を証言した。
死亡した東京情報大2年の川口隆裕さん(19)=千葉県流山市=と、東京電機大2年の藤野和倫さん(19)=埼玉県熊谷市=は、他の学生仲間2人と秋葉原の街を散策中だった。
4人はこの日、東京・新宿で映画を見た帰りに秋葉原に立ち寄った。みんなパソコンに詳しく、「用がなくても、よく一緒にぶらついた」。川口さんだけは別の大学だったが、川口さんと高校の同級生だった学生とのつながりで、4人は仲間になった。 (略)
asahi.com


J-castの記事では、ケータイで被害者を撮影していた大勢の人を批判する週刊誌記事をとりあげている。

それによれば、週刊新潮では前述の被害者のmixi日記を取り上げ、「不謹慎だから止めて下さい!」と叫んだりカメラぶっこわしてやろうかと思ったことや悔しくて涙がとまらなかったというそのときの思いを掲載している。

週刊文春は、「被害者をケータイで撮りまくるアキバ系のイヤな感じ」という見出しで被害者をケータイで撮りまくる若者に対し現場記者が非常にイヤな感じを受けたと述べる。

また、女性セブンは「不気味な光景」として「写真なんか撮るな!」と叫ぶ警察官もいたことを紹介している。

とはいうものの、マスコミの報道写真とどう違うのかということで、「同意だがお前が言うな」的な声も挙がっているようだ。

上記J-castの記事は、

ライブドアでは、世論調査サイトで、事件現場の撮影がモラルに反すると思うかどうかのアンケートをした。その結果、「思う」が66.89%で、「思わない」が33.1%だった。面白半分の撮影には否定的な一方、撮影の社会的意義も認めざるをえないとの声のようだ。

と結んでいる。

ケータイカメラの普及で巻き起った今回の論争。

あなたはどう思われるだろうか?



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