●更新日 08/07●


毎日変態記事に抗議した日本ユニセフ協会に疑問続出


毎日新聞の変態記事騒動に対する、日本ユニセフ協会の抗議が話題になっている。

「毎日新聞英文サイト上の不適切記事に対する当協会の抗議文と、これに対する同社からの謝罪文」と題した文章が、日本ユニセフ協会HPに掲載されている。それによると、毎日新聞による一連の行為は、日本の品位を傷つけ、協会の長年にわたる実績が認められつつある状況に冷や水をかけるものであるという。

協会に対して、変態記事の件で多くの人々から「対応が手ぬるい」との批判が寄せられ、募金を停止する人々も続出したとのことだ。毎日新聞は抗議を受け入れた模様で、謝罪文が協会に寄せられた。

ところが、両者の対応を疑問視する声が強い。理由の一つは、日本ユニセフ協会の主要メンバーに毎日新聞関係者が何人もいるという点だ。ネット上では変態記事騒動の当初から日本ユニセフ協会への抗議が活発だったが、ここまで対応が遅れたのは、この点とも関係があるのではないかというのだ。
写真

日本ユニセフ協会に対しては、以前から様々な疑問が提起されている。例えば、同協会とユニセフ(国際連合児童基金)との関係について、多くの人々が誤解しているのではないかという。協会HPには、「ユニセフ国内委員会は、ユニセフと「協力協定」と呼ばれる公式文書を締結」とある。ユニセフの日本支部は「ユニセフ東京事務所」という別組織だ。

同協会は、アグネス・チャンや医師の日野原重明氏が親善大使を務めるが、ユニセフの親善大使は日本では黒柳徹子のみである。プロデューサーの田川一郎氏のHP「日記風気まぐれエッセイ」には、「地球の歩き方」の読者37万人の個人情報が募金活動に流用されたという件との関連で、同協会と黒柳とのトラブルについて記されている。

黒柳はユニセフへの募金口座を個人で開設してきたが、日本ユニセフ協会から、同協会を経由してほしいとの依頼があったという。しかし、「頂いた募金は一円も無駄にしないで現地に届けたい」と黒柳は断ったとのこと。同協会に募金すると諸経費に使用されるため、募金額の全てがユニセフに届くわけではないという。この点については、ブログ「野良里蔵狸」が同協会の資料を使用して検証している。

日本ユニセフ協会は今春、児童ポルノの単純所持及び過激な性描写を違法とすることを呼びかけた署名を集め、要望書を与野党に提出した。その際にも、ネット上で批判が続出したことは記憶に新しい。



探偵ファイル



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事