●更新日 09/18●


国籍不明潜水艦の領海侵犯、やっぱり中国が怪しい!?


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国籍不明の潜水艦による領海侵犯事件が騒ぎになっているが、その正体は中国ではないかという意見がネット上には多い。

2008年9月14日の時事通信の記事によると、高知県足摺岬沖の領海内にて、国籍不明の潜水艦が発見された。日本政府は情報収集を開始し、潜水艦の国籍が判明した場合には抗議するとの姿勢を示していた。「あの地域まで来る能力があるのは、中国、韓国、ロシアぐらいだろう。北朝鮮の潜水艦の能力では難しいのではないか」と、防衛省幹部も記事中で述べている。

すると、中国が即座に日本を非難する行動に出たようだ。17日の読売新聞によると、「日本政府の対外説明が国籍不明の潜水艦を中国潜水艦と結びつけている」と、中国が日本政府に抗議してきたという。中国外務省が、在北京日本大使館を通じて抗議の意思を伝えたとのことだ。

このニュースが流れると、2ちゃんねるの関連スレッドでは中国を疑う声が続出し、中国の潜水艦のAAも出回っている。「小学生の頃、授業中にいたずらされて振り返って黙っていると「俺じゃない、俺じゃない」って自分から言ってバレてしまうやつがいたなぁ」、「自白ワロタ」、「否定しないところを見ると確定じゃんwww」といった書き込みが相次いでいる。

ただし、中国が相当怪しいとしても、中国政府が現時点までに実態を十分に把握していない可能性もあるのではないかという意見もある。その理由として挙げられているのは、中国政府の統制や監視は、軍全般にまで完璧には及んでいないらしいということだ。

上記の指摘自体の信憑性も定かではないが、今回の件と同様の事態が2004年にも起きていたことは確かだ。同年11月11日の読売新聞によると、領海侵犯した潜水艦の国籍が不明とされていた時点で、中国人民解放軍の熊光楷・副総参謀長は「報道で初めて知った。詳しいことはわかっていない」とコメントしている。

また、2006年11月14日の東京新聞は、同年10月26日に発生した事件を報じている。米海軍のキティホークが沖縄近海を航行中に、「中国海軍の潜水艦が魚雷やミサイルの射程圏内の約8キロまで接近した」とのこと。「ロシア製の誘導式魚雷や対艦ミサイルを装備。中国はさらに新しい潜水艦の導入を進めている」との記述もある。

いずれにせよ、毒ギョーザ問題等での不誠実な対応を見ても、中国の抗議内容をそう簡単に信じるわけにはいかないだろう。



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