●更新日 10/09●


櫻井翔の父、テレビへの影響力を指摘され批判の矢面に


アイドルグループ「嵐」の櫻井翔の父親が、その影響力を週刊誌に指摘され、話題になっている。

週刊文春2008年10月16日号に、「「嵐」熱唱、娘日テレ内定 櫻井翔パパ総務省次官候補「父の品格」」と題する記事が掲載された。櫻井翔の父親は総務省のキャリア官僚で、影響力が大きいという。それゆえに息子がテレビ局に優遇され、娘も日テレへの就職が内定したのではないかと推測している。

櫻井翔は日テレ系「NEWS ZERO」の自身のコーナーでキャスターを務め、現場取材も行なってきた。この内容については、番組HP内の「櫻井翔イチメン」で読むこともできる。その他、北京五輪関連の番組や24時間テレビでも主要な役割を果たすなど、日テレ系の番組に次々に出演している。
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そんな彼の父親は、総務省総合通信基盤局長の櫻井俊氏。同局電波部長等を務めた人物で、事務次官候補とされているという。総務省とテレビ局は利害関係にあるため、櫻井氏の息子や娘がテレビ関連の仕事をしているという状況を好ましくないと考える人々も少なくないようだ。
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この点を文春が問うと、自身が担当してきたのは放送関連ではないとの理由を櫻井氏は挙げ、テレビ業界に強い影響力を持っているという指摘を否定したという。だが、前出の総務省関係者は、それに反論する。櫻井氏の所属先は、テレビ局が問題視する電波利用料の値上げを検討しているのであり、テレビ業界との関連がないとは言えないはずだという。

8月6日のゲンダイネットの記事も、「NEWS ZERO」での櫻井翔の優遇の理由は父親ではないかと述べている。櫻井は「雑誌、新聞のコピーなど取材資料集めはスタッフ任せにし、取材の要点を個条書きにしたものも事前に渡される」、日テレが櫻井に期待するのは「中年女性を番組に呼び込む客寄せパンダ的な役割」と、厳しい指摘やコメントが続く。

ブログ「軽井沢まで何マイル?」の2006年8月29日の更新には、櫻井氏の地元関連の人間関係について書かれている。群馬県知事を務めた岡崎浩巳氏とは高校時代の同級生で、揃って東大法学部に進んだとのこと。卒業後、櫻井氏は旧郵政省に、岡崎氏は旧自治省に入り、省庁再編に伴って両者は総務省勤務になったという。
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櫻井氏自身が実際にどのように考えているかは別として、少なくともテレビ局の側から見れば、その影響力を無視できない人物であることは間違いなさそうだ。



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