●更新日 12/15●


小沢一郎饅頭、イラスト盗用疑惑でデザイン変更へ


民主党の小沢一郎氏をキャラクターに起用した饅頭にイラスト盗用疑惑が発生し、デザイン変更を余儀なくされるという事態になっている。

問題となったのは、東京都台東区の「喜多村」が企画し、荒川区の「大藤」の協力を得て販売された「いっちゃんまんじゅう」。パッケージにはスーツ姿でマントを着けた小沢氏のイラストが描かれ、「OZAMAN 岩手の星! オザマンが行く!!」と書かれている。「Yes, we can」という言葉もあり、オバマ大統領の演説のパロディのようだ。



騒動の発端となったのは、カータン氏のブログ「あたし・主婦の頭の中」の2008年12月3日の更新だった。「いっちゃんまんじゅう」に描かれたイラストが、自身のブログにあるものに酷似していると指摘した。小沢氏のイラストの横には、「OBAchan オバチャンも行く!!」という文字と共に、マントを着けた女性の姿がある。



それを見たカータン氏は、「ちょっと! 誰がオバチャン?」と、イラストを見て驚きを隠せない。女性のイラストはパッケージの裏側にもあり、「CHANGE グー!」と、なぜかエドはるみのポーズをとっている。「小沢さんご本人はこのまんじゅうを見て、どう思われるのだろうか?」と、カータン氏は疑問を呈している。




カータン氏としては、自身が民主党をはじめ特定の政党を応援しているかのような誤解を受けることは嫌だと感じたという。そのため、アメーバブックス新社に調査と対応を依頼したとのこと。この件について、探偵ファイルでは喜多村に取材を申し込んだ。だが、状況を把握している高橋三雄社長が不在とのことで、回答を得られなかった。

アメーバブックス新社の小林氏に話を聞いたところ、関係者間での協議の結果、当該のイラストの中止が決定したという。現在出回っている分の回収は行なわないが、このパッケージでの生産は今後なされないことになったとのこと。イラストの酷似についてのカータン氏の主張が認められたことで、決着がついたようだ。

「いっちゃんまんじゅう」の発売に当たっては、これまで自民党関連のグッズを販売してきた大藤に、同党への義理を欠くとの理由で発売元になることを断られたという経緯があった。実際に発売された商品では、カータン氏への義理を欠いていたことになる。自民党に対抗したつもりが自爆するという民主党おなじみのパターンは、今回も健在であった。




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