●更新日 01/13●


テレ朝「ウソバスター」、経緯説明はネットから転用?


一昨日昨日の記事でお伝えした、テレ朝「ウソバスター」問題の続報をお届けする。

2009年1月12日の朝日新聞でテレ朝の広報部は、「実際にあったブログなどから撮影許可が得られず、番組で撮影用に同じ趣旨のブログを作成した」と述べている。一方、この経緯説明に酷似したものが、10日の21時の時点で2ちゃんねるに書き込まれていたことが発覚し、注目を集めている。「実際にはブログは存在するが、元ブログ管理者への影響を考え、演出としてよく似たサイトを局で作成、放映した」という一文だ。



「痛いテレビ」の12日の更新内容も興味深い。「拙ブログは事件の直後、やらせブログにトラックバックを送り、朝日新聞(asahi-np)からも閲覧されていた」として、証拠画像を掲載した。「制作会社がこのような稚拙なやらせを行った理由としては、ウソを暴くという番組の内容だけに、ブログの利用者から使用許可が取りにくいと判断されたのだろう」と、同サイトは11日の更新で記していた。

テレ朝、同視聴者窓口、そして番組を制作した株式会社ノンプロダクションをたらい回しにされたとの報告も、2ちゃんねるに12日の夜に書き込まれて話題になった。参考にしたブログについて教えてほしいと、ノンプロダクションに電話したという。すると、何も話さないようにテレ朝から言われており、テレ朝の広報部が一括して答えるという取り決めになっていると、同社では回答したそうだ。



そこでテレ朝に電話をかけると、視聴者からの電話は広報部につなげないとの理由で、視聴者窓口に回されたという。そして視聴者窓口では、「そんな話は聞いていない。ここは聞いた話を上に伝えるだけ、質問には一切応じられない」と言われたとのこと。そこで再度ノンプロダクションに電話をかけ、テレ朝の応対について話したが、そんなはずはないと言われてしまったという。



探偵ファイルでは12日の夕方、取材を申し込むべくノンプロダクションに電話をかけた。ところが、今回の件について話せる担当者は全員不在で、いつ戻るか未定であるという。明日ならば担当者はいるのか、何時ならば取材に応じてもらえるのかと問うと、それらも全て未定であるとのことだった。

先述の朝日新聞でテレ朝の広報部は、「担当した番組制作会社から実在したブログなどネット情報のコピーを示されており、捏造(ねつぞう)ではないと考えている」と述べた。だが、参考にしたブログを何らかの形で提示しない限り、視聴者は決して納得しないだろう。




探偵ファイル



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