●更新日 05/04●


希少な楽器を壊したオーケストラの対応に批判殺到!



チェンバロ製作者である高橋辰郎さんと妻でチェンバロ奏者の高橋尚子さん夫妻が江戸川フィルハーモニーオーケストラと団員に対し損害賠償を求めていた訴訟の和解が先月4月28日付けで成立したというニュースがネットで話題になっている。
江戸川フィル側が夫妻に和解金500万を払うという内容だが、その金額はあまりにも安く、またそれまでのフィル側の対応がひどいのでは、というものだ。
昨年の12月10日に東京地裁で440万円の支払いを命じる判決が出ており、その時点でもかなりネットでは話題になっていた。

音楽家の八木啓代さんのBlogでも、昨年の段階でこの問題に触れておりかなり詳細な記述がなされている(その)。

>音楽監督自身が、「アマチュアって、自分の楽器は大事にするけど、他人のはいい加減に扱うものなんですよ」と開き直る始末
と、信じられないような記述が……。


Blogの内容をまとめたものが2chにもコピペされている

ちなみに「アマチュア団体でお金はないので賠償できない」と主張するフィルの団長は幼稚園・保育園の園長でもある住職で、副団長は審美歯科とのことらしい。経済的に厳しい立場にあるとも到底思えない上に、 団長は僧侶でもあり教育に携わるものとしてこの対応はどうなんだということなどが批判が高まっている要因になっているようだ。

さて、問題のチェンバロだが地裁判決が出た際の毎日新聞の記事には

破損したのは辰郎さんが86年に製作したチェンバロ。高額な楽器の損害賠償を巡る裁判は珍しいが、辰郎さんが89年に同型のチェンバロを米国のジャズピアニスト、キース・ジャレットさんに400万円で売った経緯から、判決は壊れた楽器の経済的価値を400万円と認定した。

とあり、また



というカキコミもあり、かなり貴重なものであったようだ。



和解が成立したことで一応は決着をみたこの事件であるが、ネットではしばらくフィルへの批判が続きそうである。



探偵O



◇上記のタグを自分のサイトに張ってリンクしよう!


探偵ファイルのトップへ戻る

前の記事
今月のインデックス
次の記事