「西田ひかるが著作権法違反？」誤報記事に非難殺到

「西田ひかるが著作権法違反?」との噂が広がり、騒然となった。

2009年5月20日、「西田ひかるが、スラムドッグ・ミリオネアをダウンロードして観てた、という話」と題する記事がCNET Japanに掲載された。「スラムドッグ・ミリオネアをダウンロードして観ました」という西田のブログの記述を挙げて、「役者でもある彼女が、著作権ということをどう考えているのか非常に興味がある」、「ブログで不特定多数の人に公開する記事としては問題あると思う」と批判した。



すると、西田のブログから上記の一文が削除された。それが話題になる一方、「スラムドッグ・ミリオネア」は海外ではダウンロード配信されていると、2ちゃんねるで指摘があった。実際、西田はブログの2009年1月21日の更新で、「最近は iTunesで海外ドラマをパソコンにダウンロードして見るのにはまってます！」と書いていた。

こうして、記事を書いた「なかのひと」という人物は大バッシングを受けることに。「もしかしたら、僕が知らないだけで、上映中の映画でも、PPVのようにお金を払えば著作権を侵さずに見れる方法があるのかもしれない（だとしたら、誤解を招かないように、補足すべきだと思う）」と記事にはあったが、誤報だった場合の言い逃れの手段であるかのように人々に受け取られたようだ。



そのため、無責任で不誠実だとの非難が続出した。更に、「ちなみに、映画のダウンロードは iTunes(アメリカ)でしました。アメリカのテレビ番組もほとんど見れて、重宝してます。今回は初めて、iTunesがやっている24時間レンタルをしてみました」と西田のブログに追記がなされた。これにより、「なかのひと」への批判は一層加速した。

「なかのひと」は、「まねきねこプロジェクト」というサイトを運営するプログラマーだ。同サイトには「ドラクエ風ジェネレーター」なるものがある。著作権について、積極的な発言をしてきた人物による作品として妥当なのかという意見も、2ちゃんねるでは提起されている。



今回の記事の末尾には、「ブログや個人サイトをやっている人は、情報の発信について今一度考えるべきなのではないでしょうか」とあった。前日の記事でも、掲載前に事実確認を怠らない慎重さが重要だと力説していた。これらに対して、多くのツッコミがなされたことは言うまでもない。まねきねこは、非難までも招いてしまったようだ。



探偵T