●更新日 07/30●


ミス・ユニバースの過激衣装、その元ネタが判明!


先日の芸能探偵にも掲載された、ミス・ユニバース日本代表の宮坂絵美里の過激な衣装について、続報をお届けする。

宮坂のブログ炎上だけでなく、衣装をデザインした緒方義志氏のブログにも、批判的な書き込みが殺到している。特に注目されているのは、2009年7月24日の更新内容だ。一連の批判に対する、デザイナーの見解が表明されている。

今や世界的に有名な日本の着物で審査員に驚きと感動を与えるには、新たな試みが必要だという。そこで、「今年の狙いは、「着物は奥ゆかしき日本人女性の象徴である」という現代の日本人が作り上げた妄想と、「着物は未来永劫変わってはならない」という、これまた現代の日本人が勝手に作り出した不文律の否定にあります」とのこと。

長文による説明があるが、それでは納得できなかった人々が少なくないようだ。7月30日の時点で、3300件を越える書き込みがなされ、大炎上となっている。批判的な意見の多くは、当該の衣装は日本の恥だというものである。



ネット上では、衣装の「パクリ元」が発覚したとして騒然となった。画像のURLのみが各所に貼り付けられたので、それだけを見て「やはりパクリだったのか」と思う人々が続出した。だが、画像があるinesligron.comの2009年6月17日の更新を見ると、状況はやや異なることが分かる。

イネス・リグロン氏は、ミス・ユニバースのフランス人プロデューサーだ。今回の衣装のデザインを緒方氏に依頼して、最終的に決めたのも、この人物である。ブログには、今回の衣装にそっくりなデザインの服が掲載された雑誌を撮影した画像がある。「VOGUEの写真、例えばエレクトリックな緑や深い紫色、フューシャオレンジが本物に近いイメージ」という。





その緑色の服は、モスクワ現代アート美術館で2009年4月から開催された「Christian Dior: 60 Years of Photography」という企画を紹介した記事に掲載されていたものだ。これを参考にして、宮坂の衣装を構想したようである。したがって、衣装の元ネタは、最初からネット上で公開されていたことになる。

しかし、緒方氏は自身のコンセプトを力説する一方で、上記の点には触れていないため、「やはりパクリだ」と主張する人々も見られる。今回の件をDiorのデザイナーに問い合わせた人物もいるようで、騒動は更に拡大するかもしれない。



探偵T



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