●更新日 09/10●


ペッパーランチ、ブログのコメント全削除という暴挙


ペッパーランチの食中毒問題で、会社の対応が問題視されている。

ペッパーフードサービス代表取締役社長・一瀬邦夫氏のブログが、問題発覚以来、炎上状態になっていた。今回の件について、同社の対応や姿勢を疑問視する人々から、怒りの声が殺到。2009年9月9日の朝の時点で、コメント欄への書き込みは400件を超えていた。





提起されている論点のうち、話題性の高いものをいくつか挙げてみよう。「でも、それがうちのもの(が原因)かは確定できない」(9月5日の産経新聞より)と当初コメントしたこと、保健所から連絡を受けていたにもかかわらず即座に公表しなかったこと、営業停止命令が下った店舗以外は休業しない方針だったこと、休業が極めて短期間となったこと、社長がブログで沈黙を守っていること。

また、臨時休業の際に、店舗の清掃の徹底を宣言したが、それは調理法や食材の調理・管理等といった問題についての解明や対応から、議論をすりかえているのではないかとの声もあった。「今回は、加工工場の過失割合が高い。客が大幅に減ることはないのでは」(9月9日のJ-CASTより)と、依然として強気な主張をしていることに対しても、あくまでも工場に責任を押し付けるつもりなのかという意見が、ネット上には多い。




社長のブログへの書き込みを見ると、以前のレイプ事件との関連で同社の体質を責める内容のものも目立っていた。その後、9日にブログに書き込まれた全てのコメントが削除され、コメント欄自体が消されたことが判明。中には揶揄の書き込みもあったとはいえ、今回の問題を真摯に問う意見が多かった。それらまで一斉に削除したことに対して、同社の姿勢を疑問視する声が上がっている。

8日には、2ちゃんねるでペッパーランチへの突撃を宣言するスレッドが立ったが、不発に終わったようだ。レイプ事件の際には、「今から22歳女子大生が閉店間際のペッ○ーランチで夜食」というスレッドが注目を集めた。どう見ても男にしか見えない自称・女子大生が店内でやりたい放題で中継し、祭りになった。今回も同様の騒動が発生してしまうのだろうか。





社長のブログには「お客様の笑顔 お取引先の笑顔 皆が喜ぶ私の仕事」とある。コメント全削除という「仕事」を成し遂げて喜んでいるのは、社長や関係者だけだろう。同社の対応にあきれ果てた「お客様の失笑」ならば、至る所に見られるかもしれない。



探偵T



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