Amazonギフト券の全員配布中止、消費者庁へ通報祭りに

先日の記事で扱った、Amazonのギフト券無料配布キャンペーンをめぐる騒動の続報をお届けする。

前回の記事以降も大量に応募する人々が後を絶たなかったようで、「節約ちゃん」にアクセスしがたい不安定な状況が続いた。そして、キャンペーン期間が終了。当初の告知では、当選者には応募に使用したメールアドレスにギフト券が16日に送られてくるとのことだった。しかし、16日になっても送られてこないため、このままキャンペーンはなかったことになるのではないかと憶測が飛び交った。

すると同日の夜、応募した人々に「節約ちゃん」運営事務局からメールが一斉送信された。それによると、重複した応募や不正な手段を使用した応募がなされていたことが発覚したため、正式な当選者を確定中であるという。その作業が終了後に、当選者には改めて連絡が行くとのことだった。





しかし、2ちゃんねるの関連スレッドでは、「約束が違う」と怒る人々が続出。「ご報告いただいた上記メールアドレスに、賞品の「amazonギフト券 1000円分」をご送付いたします」というメールが応募した人々に届いていたというのが、その理由だ。ついには、運営事務局に電話をかけ、問い合わせる人物も出現。その内容は、ストリーミング中継された。後に音声ファイル化され、内容も文字に起こされた。





当選者の確定時期やサイトの復旧時期、当選者を確定する基準や作業の進捗状況について曖昧な回答だったこともあり、事務局の対応を疑問視する人が多かった。そして18日、運営事務局からの公式見解が発表された。それによると、「不正と思われる応募が多数発覚したため、調査並びに当選者の確定作業を行い、9月18日に当選者の方へメールにてご連絡させていただきました」という。





このメールが実際に届いたとの書き込みがあった一方で、不正な大量応募をしていないのに当選通知が来ないとの報告も。その真偽は不明だが、もし事実であるとすれば、運営事務局側に問題があることにもなりかねない。当該のスレッドでは、今回の件に納得できない人々が、消費者庁に通報しようという流れに。連休明けに具体的な行動に移そうという声もあり、問題点の列挙が進められている。

やはり気になるのは、当選者を確定した基準である。今回の祭りのために、正式に応募した人々が当選しなかったとなると問題であり、そうした事態だけは避けてほしいものだ。



探偵T