●更新日 10/15●


首藤信彦議員炎上騒動、江畑謙介夫人コメント削除の謎


民主党の首藤信彦議員のブログにて、炎上騒動が発生した。先頃死去した軍事評論家の江畑謙介氏について、2009年10月12日の更新で語ったことが原因だった。

日本には本当の意味での軍事専門家が存在しないと考える首藤氏にとって、「一応、擬似専門家としての役割を果たしたのが江畑さんだった」という。中立的で高いレベルの情報を発信し、「まったく紛争地や実際の戦場に足を運ぶこともなく、兵器という切り口だけで戦争を論じる、日本にしか生まれない特異な軍事評論家だった」と評している。一方、近年の江畑氏は以前とは異なっていたとのことで、以下のように記した。

「しかし、その後は政治、特に与党への傾斜が激しく、政府見解の応援みたいなことを軍事専門家のタイトルで行っていた。次第に自民党べったりになってきて、数年まえに会ったときには、自民党のプロパガンダの集会やイベントにも政治家に寄り添って立つようになった。きっと政治の世界にでていきたいんだなあ..と思ったことがある。」




これらの記述が反感を買い、ブログは炎上。コメント欄の上限は1999件のようで、その後の更新内容にも引き続き多くの書き込みがなされている。当該の更新内容に関して撤回や謝罪をする予定はないという首藤氏のコメントが、13日のJ-CASTの記事にある。そこに掲載されていた、江畑氏の妻である裕美子氏のコメントが注目を集めた。

政府の委員を引き受けている以上、夫は中立的だったという。「委員会では自民党の政治家の方とも親しくしていましたが、主人は政治家があまり好きでなく付き合いを避けていた方なんです。ブレーンになるなど政治に首を突っ込んだこともありません」とのこと。また、「若いころは海外に取材に出かけていましたが、ここ数年は体調が思わしくなく、出られませんでした」と述べている。




その後、上記の夫人のコメントが削除され、全く別の内容になっていることが判明。「私どもは、仲良くさせて頂いたのでショックです」と、差しさわりのない一文のみに変更された。この改変がなされた理由について、様々な憶測が飛び交っている。どこかからの圧力がかかったのではないかといった推測や、発言の一部が不穏当だとの判断で変更されたのではないかという見解もあるようだ。




ブログへの批判は曲解であり誤解であると、首藤氏も日刊スポーツにコメントしたが、これで全て丸く収まるとは思えない。




探偵T



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