●更新日 12/15●


キングコング西野が否定した恫喝騒動、真相を追跡取材


お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣に浮上した恫喝疑惑について、その真相を追跡取材した。

騒動の発端は、2009年12月3日の東京スポーツの記事である。杉並区内の飲食店をスタッフらと訪れた西野は、営業時間外で閉まっている店のドアを叩き、これから食事できないかと店員に尋ねたという。調理できる人間がいないとの理由で断られると、自分は芸能人であると高圧的な態度で接し、「ブログに書くよ」と恫喝したそうだ。最後には店員を睨み無言でドアを閉め、ドアを何度も蹴ったとのこと。

この記事に対して、西野はブログで12日に反論。「音楽戦士」のスタッフから記事について知らされ、驚いた様子。収録現場等でもネタにされてしまったようだが、「杉並区にはここ数年行っていないし、街中をブラリと歩くロケ番組もしていない」という。これは東スポによる作り話であると明言し、「ゼロから話を作ってしまうという行為は残念」と批判している。



真相を確認するために、14日に東スポに取材を申し込んだ。電話に応じた同紙の芸能デスクを務める人物は、西野が反論していることを知らなかったと述べた。当該の記事が掲載された「危ないウワサ」というコーナーは管轄が芸能面とは異なるため、担当部署に確認を取るとのこと。1時間後に同氏に再度電話をかけたところ、詳細な回答を得られた。

記事中では、西野の行動をテレビ局関係者からの証言として紹介しているが、その日時や場所を記者が特定した上で書かれたものだという。8月16日の午後3時30分頃、西荻窪の「ハンサム食堂」という店での出来事とのこと。「噂のコーナーなんで、はっきり言って半分くらいは噂のレベルの話が多いんですけど、このコーナーは。事これに関しては噂じゃなくて、特定している話みたいですね」と自信があるようだ。



続いて、ハンサム食堂に話を聞いてみた。すると、同店ではこの騒動自体を知らなかったという。東スポの記事も、西野による反論も、全く把握していなかったそうだ。記事での証言が正確であった場合、西野に接客した店員が、騒動に関して店に伝えなかったという可能性もあるかもしれない。

いずれにせよ、西野は杉並区へ行っていないと述べているので、記事の内容を全面的に否定していることになる。一方で、記事を執筆した記者は、西野が現地に出没した時の様子を詳細に把握している模様だ。両者の主張は、完全に平行線を辿っている。



探偵T



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