●更新日 03/09●


260キロ暴走運転を動画で自慢!証拠隠滅で騒動拡大


公道を暴走運転する様子を撮影した動画を公開し、自慢していた人物に注目が集まっている。

その人物がネット上で公開していた複数の動画を見ると、撮影時の速度がはっきりと分かるように、スピードメーターが接写されている。加速していく過程が記録され、最大時には180キロや260キロなど、公道を運転するスピードとしては信じがたい数値だ。仲間と思われる人物と並走する動画では、ナンバープレートの数字も映っていた。

暴走運転1

この人物が話題になると、当人のブログやネット上にあった各種の情報から、すぐに特定されてしまった。動画が撮影された場所も、既に判明している模様だ。どうやら地元で有名な企業の関係者らしいと、注目が集まった。すると、各種の動画やブログが削除されていき、証拠隠滅を図ろうとしていて悪質だとのことで、さらに騒動は拡大していった。

暴走運転2

ブログの更新内容の中には、車関連のトラブルについて記したものもあった。後ろから煽ってきた車の持ち主と口論になり、決着がつかなかったそうだ。そのため、傷害罪に問われないように関節技で相手を締め上げたという。衝突事故を回避するためにも、言葉で解決しない場合には、このような手段はやむを得ないと正当化している。

ネット上では、一連の行為について通報しようという動きがあった。そこで、2010年3月8日、動画の撮影場所とされる愛媛県の県警に話を聞いた。運転免許課行政処分係の担当者によると、その時点では本件について知らなかったらしい。騒動の概略や提起されている問題点を説明したところ、早速ネット上の情報を確認した上で、捜査を担当する部署に連絡するとのことだった。

先週には、188キロで暴走運転した動画を公開していた和歌山県の会社員が逮捕されたと、話題になったばかりだ。県警による捜査の結果、スピードメーターや撮影場所を確認できたことが決め手となり、逮捕に至った。動画の映像解析によるスピード違反の逮捕は、これまでに前例がなかった。

当サイトでは、「日頃からニュースを見ている」という人々を対象に、この事件について街頭アンケートを実施した。「聞いた覚えがある」という回答も含めると、「知っている」と答えた人物は20名のうち約半数という結果となった。大々的に報じられたことが、認知度の高さにつながったのだろう。今回の260キロ暴走運転が注目を集めた背景には、和歌山の事件があったことは間違いない。

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