●更新日 04/11●


「おばあちゃんの原宿」巣鴨の駅ビルが大変身で話題に


巣鴨といえば、これまでは高齢者が多い街というイメージが強かった。だが、3月末に駅ビルが「アトレヴィ巣鴨」として改装オープン。都心の主要駅にも入っているような各店舗が入った。従来の同駅の地味なイメージを一新しようという意図もあったのだろうか、高齢者以外にも需要があると思われる店舗も豊富である。

アトレヴィ巣鴨

夕方に現地を訪れてみたところ、改札付近のパン屋は大盛況だった。店で買い物を終えて出てきた女性に話を聞いてみたところ、「おととい来た時は、店が混みすぎていて入れなかったのよ」という。開店直後で人々の注目度も高いのかもしれないが、「食べてみておいしかったら、改札のすぐそばで便利だから、これからも利用しようと思う」とのことだった。

アトレヴィ巣鴨

その後、駅ビルのリニューアルオープンについて、駅付近で様々な年齢層の人々に見解を尋ねてみた。その中に、否定的な意見はほとんど見当たらなかった。むしろ、地元の人々や駅の利用客は歓迎しているようだ。また、利用客を見てみると、必ずしも高齢者ばかりではない。隣接する都営三田線の乗換駅でもあり、通勤に利用している人々も多いからだ。

巣鴨駅から徒歩で会社に通っているという女性によると、これまでは駅や付近に各種の店舗がなかったという。そのため、仕事帰りに何か買おうと思っても、途中でどこかに立ち寄る必要があった。雨の日は、会社付近から三田線の地下通路に入ってJR巣鴨駅まで行くことができるのだが、買い物があるために仕方なく地上を歩いていたそうだ。駅ビルができたおかげで、そうした不便が解消されたという。

アトレヴィ巣鴨

しかし、従来は会社帰りの人々が立ち寄ってくれていた店舗は、多少とも売り上げに影響が出ることになるのかもしれない。この点について、地蔵通り商店街で店を営んでいるという男性は楽観的だ。駅ビルで販売されているものと、従来から存在している店舗で扱っているものは異なることが多いので、競合の心配はしていないそうだ。

ちなみに、「おばあちゃんの原宿」といっても、かつてとはその様相はだいぶ異なる。巣鴨では、マクドナルドのサイズ表記が「大・中・小」で、ポテトは「お芋」、チキンナゲットは「唐揚げ」などと書かれていたようだが、これらも既に廃止されている。現在の高齢者には、戦後のライフスタイルを楽しんできた世代も多い。そうした人々が中心になりつつある今、この街はどのように変わっていくのだろうか。




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