●更新日 12/11●
大崩海岸の噂
静岡県静岡市、JR東海道本線用宗(もちむね)駅から焼津駅に向かう、国道150号、大崩海岸の近く。
そこにこんな噂があります。
1965年、地元の店に勤める17歳の少女を乗せたオート3輪が、カーブを曲がりきれずに横転、炎上してしまった。
運転手と他の乗客は火だるまになりながらも脱出し、無事だったが、少女は車体に挟まれ、身動きが取れないまま炎に包まれ帰らぬ人となった。
その後、夜な夜な事故現場にその少女の霊が現れ、通行者に手を振り、それに誘われるように事故が多発したとの事。
現場は崖崩れで通る事ができなくなり、当時のまま放置され、
今は駿河湾の上を、現場を迂回するように通る橋があります。
暗闇の中にぼんやりと浮かぶトンネルのようなシルエット。
中に入ろうと思ったけれども、崖崩れで使われなくなっただけあって、そこまで行くには足場が不安定、
現場にたどり着く前に崖下に逝けます。
仕方ないので、現場の手前で写真撮影。
現場となった旧国道。
奥の壁に染みが。
焼けこげたように見える染み。
地元の住民に話を聞きに用宗駅に戻り情報収集を開始。
現場近くの用宗駅。
すいません、そこにオート3輪の事故で亡くなった少女の幽霊が出るって聞いたんですけど?
知らない。
この辺りで幽霊が出るって聞いたんですけど、何か知りませんか?
今、忙しいから。
この辺りの心霊スポット調べているんですけど?
やめな、そんなこと。(冷ややかな目)
すいません、この辺に幽霊いないっすか?
この先に出るって噂があるけど…。
来たーーー!
話を聞いてみると、先ほどの場所から国道150号を焼津方面に向かって進んだ峠の頂上付近とのこと。
事故でなくなった女性の霊が出るらしいが、その人曰く、
毎日通っているけど、一回も見た事ないよ。
事故も多いけど、道が狭くて急カーブが続くからね。
結局、行ってみてもあるのは闇と静寂だけ、大崩海岸だけに、期待やテンションが崩れていった。
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