●更新日 06/28●

幽霊バス


ここは都内某所。

『何年か前に、この山道の途中で、幽霊がでるバスを見た。』

という噂を入手。

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今でもそのバスは存在するのだろうか。

霊感があるという友人を連れて、暗い夜道を探し歩いた・・・

なかなか見つからない。



昼間は晴れていた空も、雨が降り始め、夏なのに微妙に寒い・・・

上着を着て、半ば諦めつつ再び歩き出す。



と、その時

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バスが見えた!!


慌てて近づく


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この辺りに民家はないが、どこからともなく猫の鳴き声が聞こえてきた。
鳴き声をたよりに猫を探すが、いくら探してもどこにも見当たらない・・・

その不気味さに、このバスに間違いない!!
そう確信してバスのまわりを1周する。


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このドアは開くのだろうか・・・
ふと思った。


開いてほしいような、開かないでほしいような・・・

複雑な心境の中、試してみる。








・・・開いてしまった・・・

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『しかたない、中に入ってみるか。』

あまりに薄気味悪いので、躊躇したが、中に入る。

バスの中は真っ暗だ。この辺りは街灯すらない為何も見えない。

奥の方に異様な気配を感じ、フラッシュをたいて写真を撮る。

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物置だろうか。特に霊的なものは写ってない。

恐る恐る奥の方へと歩いてみると、奥の方はかなり埃っぽい・・・

しかも、雨の為かじめじめしていて、悪臭が漂っている。

その場にいるのが耐えられなくなり、再び外に出る。


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外では友人が異様な気配に何かを感じ、震えていた・・・

友人が何かを感じる方向を撮ってみるが、写真には何も写らない・・・


バスの周りを漂う異様な空気と猫の声。
気配は感じるのに何も写らない写真。


まるで、霊にもてあそばれているような感覚のまま夜が明けた・・・





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