●更新日 06/28●
幽霊バス
ここは都内某所。
『何年か前に、この山道の途中で、幽霊がでるバスを見た。』
という噂を入手。
![写真](./image/01.jpg)
今でもそのバスは存在するのだろうか。
霊感があるという友人を連れて、暗い夜道を探し歩いた・・・
なかなか見つからない。
昼間は晴れていた空も、雨が降り始め、夏なのに微妙に寒い・・・
上着を着て、半ば諦めつつ再び歩き出す。
と、その時
![写真](./image/02.jpg)
バスが見えた!!
慌てて近づく
![写真](./image/03.jpg)
この辺りに民家はないが、どこからともなく猫の鳴き声が聞こえてきた。
鳴き声をたよりに猫を探すが、いくら探してもどこにも見当たらない・・・
その不気味さに、このバスに間違いない!!
そう確信してバスのまわりを1周する。
![写真](./image/04.jpg)
このドアは開くのだろうか・・・
ふと思った。
開いてほしいような、開かないでほしいような・・・
複雑な心境の中、試してみる。
・・・開いてしまった・・・
![写真](./image/05.jpg)
『しかたない、中に入ってみるか。』
あまりに薄気味悪いので、躊躇したが、中に入る。
バスの中は真っ暗だ。この辺りは街灯すらない為何も見えない。
奥の方に異様な気配を感じ、フラッシュをたいて写真を撮る。
![写真](./image/06.jpg)
物置だろうか。特に霊的なものは写ってない。
恐る恐る奥の方へと歩いてみると、奥の方はかなり埃っぽい・・・
しかも、雨の為かじめじめしていて、悪臭が漂っている。
その場にいるのが耐えられなくなり、再び外に出る。
![写真](./image/07.jpg)
外では友人が異様な気配に何かを感じ、震えていた・・・
友人が何かを感じる方向を撮ってみるが、写真には何も写らない・・・
バスの周りを漂う異様な空気と猫の声。
気配は感じるのに何も写らない写真。
まるで、霊にもてあそばれているような感覚のまま夜が明けた・・・
島
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