●更新日 07/08●
野沢踏切
幽霊の目撃情報が絶えず、なぜか人身事故が多発する踏切。
JR中央線には、そんな 魔の踏切 と呼ばれる踏切がいくつか存在する。
今日は魔の踏切と呼ばれる中でも古くから有名な『野沢踏切』に行って来た。
以前怪奇探偵の取材で訪れた『西五条踏切』から、立川駅へ向かって2つ目の踏切である。
近くに公園がある為か、昼間は自転車に乗った子供達が通る普通の踏切だ。
しかし、なにげなく踏切の周りを見まわすと・・・
野沢踏切の人身事故の多さを物語る看板等がいくつか目に入る。
昭和9年に踏切事故犠牲者の供養と交通安全を祈願して建立された地蔵。
供養の為の地蔵が建立される程に 人身事故が多発した のである・・・
この踏切の前に立つと、踏切に吸い込まれそうな感覚に陥ってしまうという話も聞く。
ここは何かあるのかもしれない・・・
そう思い、深夜になるのを待って再び訪れた。
昼間とはうって変わって辺りは静まり返っている。
この時間帯に供養の為の地蔵を見ると、自殺の名所であるという事実をリアルに感じてしまう・・・
自殺した人々の霊は、今もこの辺りを彷徨っているのだろうか。
青白い顔をした霊の目撃情報があった場所を撮ってみる。
この辺りで、電車の中から霊を目撃したという人が過去何人もいる。
電車の中から複数の人間が、同時に霊を目撃したこともあるらしい・・・
ところが
残念ながら、最近は深夜でも踏切が明るい為、現在の野沢踏切では霊の気配を感じられない。
これだけ明るいとさすがに霊も何処かへ移動してしまうのだろうか・・・
それとも無事成仏したのだろうか・・・
今となっては、心霊スポットという感じではない。
しかし、過去に、ここが呪われた踏切だったという事実は、
淋しげに踏切を見守っている地蔵の姿が、現在でも物語っている。
島 雷鹿
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