東名高速道路 下り線脇



昔、小さな集落があった所だが、旧愛知郡の頃、川をせき止めて農業用の溜池になり、住居跡や墓などが水没した。
その当時、「家がない」 と泣きながら歩いていく子供が出没。
座敷童が出る、と話題になった。
現在は埋め立てられ、広大な分譲住宅地が建設されているという。
昔、いわれのあった地だけに、これから宅地化が進むにつれて心霊現象が報告されるようになるかもしれない。
実際、溜池が埋められて分譲地になったとの話ではあったが、大手メーカーの工場になっていた。
溜池も半分ほど残っている。古くからいる住民に聞き込みをしたところ、昔から湧き水が多い所で、小さな小川と数軒の旧家があったという。
渇水期に池が干上がった時に私も行った事があり、ヘドロに埋まった小さな橋の欄干を確認している。
座敷童の話をしたところ、新設の工場内でも時々、原因不明の警報装置作動確認や子供が描いたと思われる意味不明な文字の落書き(2メートル以上の高さの壁に焼けた木のスミのようなもので逆さまに「司」「郡」等の文字が書かれてあった)、池の付近にある貯水調整弁動作室(水道公団が管理しており、常時施錠してある)の中にかき集められていたドングリの実など、不可思議な現象報告がたびたびあるという。