西宮市・夫婦岩



県道82号線のカーブの途中、道の真ん中、まるで立ち塞がるかのように、その巨大な岩がある。







「この石の場所を移動させようとするも、工事関係者が次々に祟られて、死にそうになるほどの体調の異変に見舞われ、動かすことができない」という言い伝えである。
その他、「この岩の近くで幽霊を見た」とか「女の人がむせび泣くような声を聞いた」とかいった様々な噂があり「この石の名前を呼ぶと、交通事故を起こす」といった噂もある。
実際、この岩のせいで、非常に危険な道路状況になっており、スピードを出してカーブを走りぬけようとした車両が、この岩に激突するといった、交通事故も多発するという。
余談であるが、上記のように、この岩に激突するという交通事故のため、息子を亡くした母親が、この岩に石仏を備えたのであるが、その石仏が3度に亙って盗まれたという話がある。



そのせいで、現在、この岩の傍に石仏は無く、石仏の礎石だけが残っている。