友達と映る私の後ろに映っていたのは、紛れも無い兄だったからです。


半分透明になっていましたが、間違いはありませんでした。

それは笑顔を浮かべた昔の姿のままの兄だったのです。

私はそれを見た瞬間、涙が止まらなくなりました。


「やっぱり見守ってくれていたんだ…」と。