場所は、新宿歌舞伎町。
まず、携帯電話でアクセスできる出会い系サイトに登録しました。
そこにはたくさんの掲示板があったのですが、その中から5件ほどの書き込みを選んでメールを送ってみました。
・・・・・・・・・(数十分後)・・・・・・・・・
1件の返信がありました。
「今新宿にいるの?3.5からなんだけどいい?」
3.5?........まったく意味が解りません。
そこで、出会い系サイトに詳しい知人に聞いてみると...。
3.5は3万5千円。つまりは3.5万円で援交しましょう!ということなのです。
しかし.....調査員の所持金は8000円。
それでも何とかなるか、と思い
「じゃ、西武新宿駅で待っているからね」
と返信しました。
・・・・・・・・・・(数分後)・・・・・・・・・・
「わかった。すぐ行くね。ついたら電話するね(ハートマーク)」
という返事が返ってきました。
・・・・・・・・(さらに数分後)・・・・・・・・・
調査員の携帯電話に番号非通知のコールが鳴りました。
周りを見ると何人かの女の子がいたんですが、口の動きを注意して見ると...。
いました。間違いない!向こうは気づいてないようだったので、とりあえず撮影。
見ての通り普通の女の子です。
探しているふりをしながら女の子に近づくと、向こうも気づき、合流しました。
女の子(以下、女)「はじめまして。」
調査員(以下、調)「あ、はじめまして。」
しばらく、無言で歩きます。
女「お時間の方は大丈夫ですか?」
調「うん、大丈夫だよ。」
女「こういうことは、初めてですか?」
調「ううん、何回かね。」(実は、初めて。)
女「そうなんだ。じゃ早速どこかに入る?」
調「そうだなあ、俺腹減ってるんだけど、何か食べない?」
前述の通り所持金が8千円なので、何とかホテルに入らず色々聞き出さないと...。
女「おごってくれるならいいよ。」
調「いいよ。マックでいい?」(ここなら、なんとかねばれそうだ)
女「うーん いいよ。」
調「じゃ行こうか。」(ほっ)
二人は、近くのマクドナルドに入って、注文後、席につく。
調「そういえば、お互いに名乗ってないな。俺は*****。」
(もちろん偽名です)
女「あたしは、こずえって呼んで。」
調「それ本名?」
女「ふふふふ」(笑ってごまかす)
調「ま、いいか。ところで、普段はなにやってるの?」
女「ケーキ屋でバイトしてるの。」
調「へえ、それだけじゃ食べていけないの?」
女「まあね、家賃や携帯の料金とか結構かかるからね。」
調「でも、こういうことは好きでやってるんじゃないんでしょ?」
女「うん。」
調「どんな人が来るの?」
女「30代のサラリーマンが多いかな。」
調「へえ、じゃ俺みたいな?」
女「ふふ、まあね。でもこんな昼時はめずらしいかな。」
調「じゃ俺は相当好き者ってことかい?」
女「あはは、何か面白い。」
よしよし、うまく和ませたぞ。
女「あはは、面白い。ねえそろそろ行かない?」
調「そうだね。行こうか。」
二人は、マクドナルドを出ました。
女「この辺りは詳しいの?」
調「まあね。」
女「綺麗な所がいいな。」
調「そうだなあ・・・どこがいいかなあ。」
現時刻の所持金7千円也。んーそろそろ逃げないと。でもホテル行きたいなあ。
女「どうしたの?」
ここで、携帯電話の着信音を鳴らす。
調「もしもし、・・・・・・・・・」(話すふりをする。)
調「ごめんね。急な仕事がはいったんだ。すぐにいかなきゃ。」
女「えー本当にー。」
調「本当にごめん。今度夜に会おうよ。連絡するから。」
女「必ずだよ。」
調「うん。絶対に。」
女「わかったあ。じゃ本当に連絡してね。」
調「うん。するする。それじゃ急ぐんで。」
調査員は、手を振りながらその場を走り去りました。
このようにして、今回の調査を終了しました。
あのままホテルに行っていたとしたら果たして....。ムフ。
いやいや、、こんなにも簡単に援交ってできてしまう日本の未来やいかに!
( 探偵軍団 坂井 )
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