元気ですか?

〜 がんばれ 寅さん 〜




「リヤカー寅さん」こと川橋正治さん(76歳)。





駄菓子満載の屋台を引いて全国行脚している。
元々は長野県で園芸鉢物や日用雑貨を売っていた。
その後、店をたたんで行商の旅に出る。
76歳の高齢ながら屋台のリヤカーを引く姿は元気そのものである。
リヤカーには全国の新聞で取り上げられた自分の記事が処狭しと貼り付けてある。
この日も徳島新聞で取材を受けた後だという。

    「俺ぁ、どこの県知事よりも有名なんじゃ。
    『アッコにおまかせ』『探偵ナイトスクープ』とかにも出たんじゃ。
     でも地元の長野にはあの田中知事がいるだろ?
     今度長野に帰ったら絶対会って一言言ってやる。
     俺の方が有名だってな。俺が全国一のハッスルじじいなんじゃ。
     写真?いいよ。ちょっと待ってな、今ヘルメットに替えるから。」

寅さんは帽子からヘルメットに替えてVサインでポーズをとる。



▲アングルまで指定



駄菓子を買ったら

    「20円ないんや。20円まけてくれよ、生活代として。
     その代わり俺の記事のコピーあげるから。それでいいだろ?」




何を聞いても自分の宣伝に話が変わる。
どんな時でもアピール精神を忘れずってところ。
というか、
それだけ自分に自信を持ってるってことなんだろう。


 「今から秋田町(繁華街)に行って商売や。
  頑張るわ。稼げたらいいなぁ。」



肌寒い街道をゆっくりと歩いていく。
貴方ほど元気でアピール精神旺盛な76歳はいない。

▲新聞のコピーが20円の価値・・・
その発想が一般人とちゃうなぁ。



がんばれ 寅さん。体にだけは気を付けてくださいね。



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仁義なき探偵




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