〜 主張する若者達 〜 先日、各所の掲示板にこのような書き込みがありました。
(注・一部省略しました) イラクへの派兵反対のデモ集会の宣伝なのですが、「ケーサツを見たらドロボーと思え」「ドント・トラスト・ポリス(警察を信じるな)」など、過激な言葉が踊っています。 この日、渋谷では一体何が行なわれたのでしょうか? 渋谷駅から少し離れた所にある、宮下公園。 デモ参加者が続々と集まり、賑わっています。 デモが始まるのは午後5時から。 それまでの間、公園には音楽に合わせて踊る人、討論をする人、ビラやコピー誌を配布する人など、様々な形で自分の考えを主張する若者達で溢れ返っていました。 主張する意見は「派兵反対」だけでなく、「漫画表現規制反対」から「社会主義に興味はありませんか〜?」というものまで、もう何でもありです。 開始前から、周辺には多数の警察官が待機しています。 いよいよデモが始まりました。300人程のデモの列は青山通りを抜け、表参道に向かいます。 デモの開始と共に、機動隊も動き出しました。 このデモのテーマは「派兵反対」と、もう一つ「路上解放」。集会の自由を唱えて、サウンドシステムとDJを載せたトラックを先頭に道路を練り歩きます。 日も落ち暗くなりましたが、飛び入りの参加者が増えてきました。 それに合わせてか、警官の数も増え、デモの前後と右側に付いて、隊列が広がらないように統制しています。 デモの列は表参道を抜け、山手線沿いに南下。公園通りを通って渋谷駅前へ。 そして午後7時過ぎ、出発地点の宮下公園に戻ってきました。 しかし、これで終わりではありません。デモは公園の中でも続けられています。 イラク派兵の是非については述べませんが、このデモは多くの人にこの問題について考えるきっかけになったのではないでしょうか。 デモ隊の近辺では交通規制が行なわれるなど、多くの人が迷惑を被った事は否めませんが、自分達の主義主張を自由に言えるという事は素晴らしいですね。どこかの国と違って。 ついでに言うと、警察官に見守られながらデモ行進ができるって、日本は良い国ですね。これまたどこかの国と違って。 ( 探偵ファイル・千明 ) |