●更新日 05/24● 写真
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新人探偵の日記 雨の張り込みで気が付いたこと


入社4ヶ月目のNです。
先日の調査で、対象者があるテナントビルに入りました。
出入口は1ヶ所で、私は道路を挟んだ向かい側の歩道で出入口のよく見える位置を張り込み場所に決め、張り込みを開始しました。

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この位置は、通行中の車輌が、信号待ちになるとビルの出入口を塞いで見えなくなってしまいます。
そのたびに素早く出入口の見える位置までズレて、車輌が動き出すと元の位置に戻る、ということを約1時間繰り返していました。
すると恐れていた雨が降ってきてしまいました。

私としては根性を見せ、ずぶ濡れになっても張り込み続けることは出来たのですが・・・
傘を差していても長時間は目立ち過ぎますし、この後の調査(対象者が何処に行くのか分からないのでビショ濡れはマズイ)の事や、
なにより私の大事な仕事道具(財産)のカメラの事を思うと(少し優先順位が違いましたが・・・)あたりまえの事なのですが、
張り込み位置を変更する事にしました。

ふと見ると、少し先のビルが目に入ってきたので、階段の途中まで行ってみました。
そこは、雨にも濡れず、風も凌げて、人もほとんど通らず、何よりも上からの視点で、先程まで大変厄介であった車輌の通行(邪魔)
が全く問題無くなるという、すばらしく完璧な張り込み位置だということが判明しました。
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今までの調査に於いても、上からの視点の有利さは分かっていたのですが、今回の雨のおかげで張り込み位置は1ヶ所ではなく、臨機応変に対応することが大事と分かりました。


ちなみにこれが今日の対象の出の映像です。
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かなり大袈裟になりましたが、結局は、単に私が「もう少し考えて張り込み位置を探せば良かった」と・・・



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