●更新日 11/15●


チカン常習者裁判・・・東京地裁


強制わいせつの容疑で逮捕されていた被告人、高田甲一(33)の公判が東京地裁で行われました。
銀縁メガネに坊主頭。被告人は一見真面目そうな雰囲気の男です。
しかし、実は過去に2度も痴漢で逮捕されており、最近では月に1〜2回は痴漢をしていたという悪質な常習者

今回の件では電車内で18歳の女性に対し、パンツをずり下げてお尻を撫でまわすという痴漢行為を約20分以上も続けました。
たまりかねた女性は一旦電車を降り、他のドアから乗り込むのですが、被告人はそれを追いかけて痴漢行為を続行。今度は前から スカートの中に手を入れ、陰部を触り続けたのです。

「間違いありません」と素直に罪を認めた被告人に、まず弁護人の質問。

弁護人 なぜ痴漢をしたの?
被告人 自分のストレスが抑えきれなくて…
弁護人 ストレスだけ? 前科が2つあるが…?
被告人 学生時代から痴漢に興味があった…性的欲求が強いのかと思う。
弁護人 妻へは?
被告人 申し訳ないと思ってる。

そして証人喚問。台湾人の妻が通訳を交えて証言します。
夫が社会復帰をしたら、二度と繰り返さないよう勤める

続いて、検察官の質問。
検察官 なぜ痴漢をしたのか?
被告人 自分がやりたいと思って、やってしまった。
検察官 何がいいの?
被告人 う〜ん……興奮する。
検察官 相手の気持ちは考えない?
被告人 考えていない…相手が嫌がっていても、無視してやっていた。

そして、最後。裁判官の「またやるのでは?」という質問に被告人は、
性的欲求から痴漢をやったワケですが、社会に出たら妻との生活をやっていきたい。
被害者に大きな傷を与えて申し訳ない。妻や会社にも迷惑をかけて申し訳ない。

と力なく語りました。

しかし、被告人から「二度としません。」との言葉は聞けませんでした。

写真

検察は「酌量の余地無し」として懲役1年6月を求刑しました。
再犯性が高い痴漢犯罪ですが、さて一体どんな判決が出るのでしょうか。
判決は今月25日に下ります。



ガル探偵学校スタッフ



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