●更新日 11/23●


100発100中の逮捕?・・・東京地裁


強制わいせつの容疑で逮捕されていた被告人、茂呂新一郎(23)=東京都文京区=の公判が東京地裁で行われました。一見モテそうな感じの若者でしたが、過去に4回 、痴漢で逮捕されていました。

今回の件では電車内で21歳の女性に対し、スカートの中に手を入れて陰部を触り続けました。女性は手をはらいのけたのですが、被告人はお構いなしに痴漢行為を続けました。
実はこの被告人、池袋駅で痴漢する女性を1時間半も物色していたのです。とても計画的でした。
被告人には彼女がいて、その日の午後に会う約束をしていました。空いた午前中を利用して、痴漢をする目的で埼京線に乗ったそうです。

全く懲りない被告人へ、弁護人からの質問。
弁護人  どうして痴漢を繰り返すの?
被告人  (痴漢に)関心がある… 欲求の強さ…

続いて、検察官からの質問。
検察官  前回の裁判でも、出所後にカウンセリングを受けると言ったが…受けたの?
被告人  受けてません。
検察官  裁判所で約束したのでは?
被告人  自分でなんとかしようと… 今回は受けます。
検察官  前回の出所後、痴漢は何回やった?
被告人  やってないです。今回だけです。
検察官  では、今までに何回やった?
被告人  3… 4回…です。
検察官  全部捕まったんだ…そんな偶然ある?
被告人  はい…

「ウソつけ!」

法廷にいた人は皆、心の中で思ったでしょう。

そして最後に裁判官から、強い口調で…
裁判官  カウンセリングを受けるように!前も同じだったでしょう…なぜ病院行かないの?
被告人  自分の気がなかった…
裁判官  取り返しがつかない重い犯罪ですよ! 被害者を第一に考えなさい!
被告人  はい…被害者に申し訳ないと思っています。

写真

こうして裁判は終わりました。
法廷でもウソをついてしまう被告人でしたが…判決は懲役1年8月
情状証人として法廷に来ていた母親は、「必ずカウンセリングを受けさせます」と泣きながら言いました。
被告人は痴漢がしたくなる病気なんですね…出所後は必ず病院に行って下さいよ!



ガル探偵学校スタッフ



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