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風水・鬼門にあってはいけないもの ~シリーズ1

ご応募のあったお宅へ向かう途中だった。ドライバー麻生が言う。
「こういう幽霊系は苦手です。」
おいおい。風水と幽霊を一緒にするか。風水は統計学だろ。まあ、君のような人間がいたほうが読者も安心する。貴重なキャラだから変わらずにそのまま生きておくれ。


彼はまるっきり風水を無視した人間。家中厄だらけ。畳にカーペット、壊れた電化製品、外から厄を運ぶ服が散乱。
うっかり風水上の指摘をしたら案の定機関銃のように質問責めに遭ってしまった…。無視して鑑定の対象である高橋君のお宅を訪問。


住まいは1DK。精密機器の会社に従事する高橋君。33歳イケメンで独身だ。



部屋には無駄な物は無く、日頃からちゃんと片付けている。来客が来る時だけやっつけで掃除したかどうかは探偵なのですぐに分かる。キッチンのサランラップの配置や輪ゴムの置き場所などなど。
『え?…』部屋に入ってすぐ、強烈な圧迫感を感じたので寒いが窓を開けてもらった。
鬼門の角が欠けた部屋に住んでいた。



初めから欠けているので気の通り道が無い。配電盤など、建物の構造上で欠けていればまだ救いはあるが、回り込んでみるとやはり何もない。マンションの設計上の問題だ。しかも高橋君の部屋自体がマンションの南西の角なので、建物そのものの厄も引き受けてしまっている。
悪いことは重なるもので、その場所に厄の溜まり場である水場も集中していた…!



「安心してください。」処方をすれば厄は軽減される。
幸い、高橋君は綺麗好きなのでまだ救われている。が、それでもレンジフードの中は


他人からは覗き込まないと見えないが錆がキツイ。これは徹底して磨き込み、防錆対策をする必要がある。
そして…。

 

ー後編につづくー

 

 

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